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間取りの考え方

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アラフォー女性建築士が家の間取りを考えるときどうやって考えているか、間取りを作る条件から完成間取りまで書いた記事をまとめています。
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2021年11月の記事一覧

間取りの考え方~3階建て狭小住宅

アラフォー女性建築士の『さわ』です。 主に関西で住宅を設計しています。 土曜日は恒例にしている『間取りの考え方』を書いていきます。 今回は今月に完成したモデルハウスになる建物の間取りについて書いていきます。 狭小で厳しい敷地条件敷地面積 約51㎡(約15坪) 前面道路 43条2項2号道路(道路ではない通路に接道) 敷地面積は狭いし、前面道路は道路じゃないうえに4m未満。 道路後退は発生するし、道路斜線も厳しくなるというかなり厳しい条件の敷地です。 元々倉庫が建ってい

間取りの考え方~ドラマを参考に

アラフォー女性建築士の『さわ』です。 主に関西で住宅を設計しています。 先週の土曜日にバルコニーに関する記事を書いた時に過去のネタで書いた間取りがでてきたので今日はその事について書こうと思います。 ドラマ『隣の家族は青く見える』を参考に2018年のドラマです。 複数の家族が暮らすコーポラティブハウスのドラマです。 コーポラティブハウスという言葉はこのドラマで初めて知りました。 コーポラティブハウスとは、入居希望者が集まり組合を結成し、その組合が事業主となって、土地取得

間取りの考え方〜バルコニーって必要?

アラフォー女性建築士の『さわ』です。 主に関西で住宅を設計しています。 すみません、今日も『間取りの考え方』ですが間取りではありません。 間取りを考える中で最近思っていること 『バルコニーって必要?』 ということについて書いて行きたいと思います。 古い間取り図は出てくるので間取り図好きな方よかったら最後までお付き合いください。 バルコニーの役割・洗濯干しスペース 最近はどれぐらいの割合の方が外干しされているのか分かりませんが。 バルコニーと言えば洗濯干しスペースと一時

間取りの考え方~考え中

アラフォー女性建築士の『さわ』です。 主に関西で住宅を設計しています。 今日は週末恒例『間取りの考え方』ですが・・・ まだ考え中の間取りについて書こうと思います。 敷地条件敷地面積 約63㎡(約19坪) 用途地域 第一種中高層住居専用地域 建ぺい率/容積率 60%/200%(前面道路4mの為160%) この敷地条件から算出しても建物の大きさは 建築面積が最大約37㎡(約11坪) 床面積が最大約100㎡(約30坪) になります。 結構な狭小住宅になります。 建売住宅