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Kids Festa2024に行ってきました

子どもの福祉機器展です。

4月20、21日の土日に行われたKids Festaに行ってきました。
展示品は移動や姿勢に関するものが多く占め、それ以外でも肢体不自由児を対象としたものがメインです。全てのものが子どもに合ったサイズで、実用性だけでなく、見た目の可愛らしさもあるし、遊びや学びに関わる機器もあるのが特徴でしょうか。
車椅子や姿勢保持装置などは、気軽に試せるものでもないので、こういう時に色々なものを試せるのがいいところなのだと思います。

使いやすい器やカトラリー、補助箸やペンシルグリップなどの小物類も手に取ってみることが出来、少し割安に買えるものもあります。今回、久しぶりにペンシルグリップ2種と初めて見たペン玉という握って使える書字補助グッツを買ってみました。

あと、私が関わっている幼児期はあっという間だし、体が大きくなったり、操作性や理解が伸びたりするまでの一時的なので、作ってもそれほど売れるものではないんだろうなと分かってはいるのですが、欲しいなあと思って、探しているものがあります。
それは、口や体がとても小さいけど自分で食べる意欲の高い幼児向けの、「ティースプーンくらい径が小さくて(でも、それほどとんがってない)全体が短いけど曲げられるスプーン」と、「ケーキフォークかそれより小さいくらいで(でも、ちゃんととんがっている)刺すとき力の方向が伝わりやすいように窪みが深くなくて、持ち手が太くて握りやすいフォーク」です。
本当に小さいスプーンは柄が細くて持ちにくかったり、柔らかかったりして自分ですくうには向いてないし、小さいフォークはとんがってないのでさせないものが多いし、体が小さくても月齢や食形態は幼児になっている子には、いかにも赤ちゃん用のものだと気持ちがゆるさない所もあるので、難しいです。
でも、今年もそんなピンポイントなものはありませんでした。

最後に、保護者向けにアイデアやグッズを説明したい時に使うカタログをもらって終了です。滞在時間、50分くらいでした。

こういう機器展にあるものは、どれもとても考えられていて、こうだったらいいなという所が工夫されていてとってもいいなあと思うのですが、どうしても高いですよね。子どもにとって良いものを当たり前のように購入して活用できる世の中になったらいいのになあ。
そう思いつつ、空き箱や新聞紙や百円ショップで使えそうなものやらを組み合わせて、それっぽい何かが作れないかなーと模索するのも作業療法士としては楽しいところでもあるんですよね。

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