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【報告】2024年2月25日 デモクラカフェ 《インボイス制度を考える》を開催しました

第27回 デモクラカフェ《 インボイス制度を考える 》
 「STOP!インボイス」に岸田首相がピリピリ⁉︎
  〜これまでの活動と、これからのチャレンジ 〜
講師 : 小泉なつみさん 「STOP!インボイス」発起人
日時 : 2024年 2月25日(日)13時40分~16時(開場13時15分)
● 会場 : 新所沢公民館学習室5・6
● 主催 : 所沢市民が手をつなぐ会
● 共催 : STOP!インボイス埼玉西部

今回のデモクラカフェでは、講師の小泉なつみさん(「STOP!インボイス(インボイス制度を考えるフリーランスの会)」発起人)から、インボイス制度の仕組みと、「制度開始1ヶ月 緊急意識調査結果」および「寄せられた声」の解説、そして小泉さんがこの活動を始めた経緯と同会の活動についてのお話がありました。

複雑で不条理な制度を小泉さんが自らの体験も踏まえて具体的に分かりやすく解説してくれたので、参加者アンケートではほとんどの方が「理解が深まった」と回答。質疑や全体協議では次々と手が上がり、さまざまな質問や意見が活発に出され、次につながるパワーが実感できたデモクラカフェとなりました。
「STOP!インボイス埼玉西部」として安田知代さんから、昨年7月以来「インボイス制度について当面延期を含め慎重に検討することを求める意見書」の国への提出を求める市議会への陳情を試みたものの諦めたことや、地元選出の国会議員への陳情を繰り返してきたことが報告されました。

参加者アンケートから
【印象に残ったこと】
・インボイス制度が弱者をいじめる制度であること。みんなで押し付け合う制度であることを再認識しました。
・この制度によって、生活がより苦しくなること。子作りをあきらめたり、自殺を考えている人もいること。人間の尊厳にかかわる問題。
・インボイス制度で子供をあきらめた市民がいるのに、インボイス制度で少子化対策にする矛盾・下請けいじめのような低所得者対応。
・シルバー人材登録者が個人事業主になり消費税納税義務が生じる。
・税制によって死を考える人がいる現状はひどすぎる。これでは少子化は止まらない。
・インボイス制度が、いろいろな規模の業者に対して大きな問題を起こしていること、それに対して困難な反対運動を地道に行っていることが良くわかりました。
・インボイスについてみんなで理解できたことが嬉しかったです。
・フリーランスの方が追い込まれている現状を知れて良かった。
・益税だと言っている野党の議員がいることに驚いた。そもそも消費税という言葉が良くない。個人の収入によって税金が違うように、収入が少ない企業や個人事業主には税金を少なくするのは当然である。
・自民党の裏金問題で、使途不明金は政治資金とは言えない。絶対に納税すべき。今回、国会議員は国民のお金を領収書もなく自由に使っているということが分かった。インボイスで国民から税金をむしり取り、国会議員は納税はしないは、おとがめも無しでは納得できない。

【困っていること・不安なこと】
・不安なこと:長女の夫は俳優・演技指導の夢を続ける為、正社員として働けません。今日の話を聞いて夢を追い続ける希望を削がれるのではないか、二人目の孫を望めないのか。
・子育て世代の経済は困難。娘の夫は飲食業、娘は不正規社員、食材・燃料の値上げが直撃。
・増税は困る。市民にはなかなか解りにくい。
・事業者なので事務作業量と納税額が増えること。
・負担増が物価をあげ、さらに不景気になる。仕事をやめる方や困窮する人が増える。
・今のところ仕事を切られたりということはないですが、この先はわからないと思いました。

【制度の中止・廃止を実現するためには、どうしたらいい?】
・少子化問題と直結した税制度という事を強く訴える(今日のお話を聞くまで税制度によって子どもを産む希望まで無くす内容とは知らなかった)。
・問題点を広く知ってもらう。
・消費税について正しく皆さんに知ってもらうこと。
・反対の声を大きくする。
・何か一を実行すれば廃止できる方法はない。いろいろな方法を積み重ねて努力して行くしか方法はない。
・使い勝手の良い制度にするにはどの様にすべきなのか? 簡素化する。反対ありきだけでは解決しないのではないでしょうか? 処理能力のある相手企業で代行してもらうことはできないものでしょうか?
・政権交代。
・議席で引っくり返すこと。
・政権交代しかないと思います。
・政権交代・消費税そのものの廃止。
・増税に反対しない立候補者は選挙で落とすべき。
・立憲だけでなく、共産党はじめとして連帯すべきです。と思いました。市民運動の側面からは政党とは一線かくして連帯していくべきでしょうか。
・ボランティア活動を継続するのは大変なので、持続可能な組織のあり方を模索して、STOPインボイスを実現してほしい。
 アンケートは以上 〉

【まとめ】
インボイスに反対する小泉さんのお話を聞かなければ、「インボイス制度に反対している人たちは、税金を納めないで平気な人たちだ」とか、「税の公平性が、インボイスによって実現するのになぜ反対するのか」など、危なく、インボイスを進めたい人たちの言い分を鵜呑みにするところでした。
「個人事業主が、インボイス制度を利用するかしないかは個人の判断」「課税事業者になるのか免税事業者になるのか個人の自由ですよ」と増税を押し付けてきた政府に、悔しい!腹立つ!と反対の声を上げた小泉さん。
反対の声を消し去るために、これからも政府は様々な支援制度を出してくるでしょう。そして国民は 個人の決定と個人の責任を押し付けられて分断されていきます。学ばずにいたら、そうした政府の手法を許し悲劇的な分断を生む手助けをすることになると思います。党派や主義主張を超えて、これからは、自分事として反対しましょう!多くの団体と連帯しましょう!請願署名100万人集めましょう!


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