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51歳からの資産形成/昭和44年生まれのライフプラン

「50過ぎたけど、今から資産形成するのは遅くないですか?」

このような質問を受けることがあります。

「遅くはないので、今すぐ始めましょう!」

そう答えることが多いです。

もう少し詳しく書いていきます。


老後の資産形成をしていますか?

先ほどのような質問をする昭和44年生まれさんをはじめとする50歳前後の方は、そもそも資産形成をしていない方が多いです。

あまり老後のことを心配していないのかと思いきや、次のようなことも口にします。

「将来年金もらえるか不安だ」
「受給開始年齢が引き上げられるのでは?」
「年金保険料を支払わずに保険(個人年金)でもかけた方がいいのでは?」

気にはなっているけど、対策をしていない。何をしたらよいのかわからない。やらなくてはと思っているものの貯金や投資にまわすお金がない。そんな感じなのかもしれません。

年金、退職金、確定拠出年金、資産、収入、ローン残高、家族構成・・・人によってさまざまな背景があるため、これが正解というのはありません。

まさにひとそれぞれです。


老後の資産の柱

公的年金は老後の資産の柱です。

なぜかというと、終身で受け取れるからです。

また、基礎年金には国庫負担割合が2分の1となっています。即ち、自分が払った保険料に加えて、税金が賄われているのです。

ですから、基礎年金と同じ金額を終身で受け取れる生命保険商品があったなら、国民年金保険料よりも高額は保険料を支払わなくていけないのです。


自営業やフリーランスなど、自分で国民年金保険料を払わなくてはいけない方は、毎月大きな金額になりますが、未納にしないようにしたいところです。

どうしても国民年金保険料を払えない場合は、免除の申請はしてください。免除を受ければ、将来の年金額は減りますが、受けれられないわけではありまえん。国庫負担分の年金は受け取れます。


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老後のための資産形成

例えば、50歳から64歳までの15年間、毎月積み立てをします。
そして、積み立てた資産を65歳から80歳までの15年かけて取り崩す方法もあります。

70歳になるまで働いて、50歳から69歳までの20年間、毎月積み立てをします。
そして、積み立てた資産を70歳から90歳までの20年かけて取り崩す方法もあります。

取り崩し方も均等額ではなく、残高の一定割合とする方法もあります。


いずれにしても、50歳になってからでも積み立てをするなど資産形成を検討したいところです。

もちろん毎月数万円ずつ積み立てられれば、それに越したことはありませんが、1,000円でも2,000円でも少額からで構わないので、まずは始めるのが良いのかもしれません。


積み立ては銀行に預けても利息はほとんどつきません。

それであれば、積立NISAで投資信託を購入するのも1つの方法です。

リスクはありますが、リターンが大きくなる可能もあります。

iDeCo(個人型確定拠出年金)は税制上の優遇もありメリットはあります。ただし、60歳になるまで、原則として資産を引き出すことはできません。

一方、積立NISAは投資信託を売却することで、引き出すことが可能です。

これも個人の状況によってどの制度を活用するのが良いかは変わってきます。

※NISAやiDeCoの説明は、割愛させていただきます。


まとめ

・50過ぎたけど、今から資産形成するのは遅くないですか?という人は、老後の資産形成を実行できていない人が少なくない

・年金は終身にわたり受け取れる制度。第一優先の老後資産形成の制度である

・少額からでもいいから、積み立てを始めるのがよい。その際、積立NISAで投資信託を購入などリスクを摂ることで将来のリターンを大きくすることも検討してみると良い

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