ハリーポッターの世界感に影響された私の日常①

私、現在31歳。
同世代ならわかると思うが、
私はハリーポッターの世界観が好きだ。

第一作の賢者の石が上映されたとき、
小6だったと思う。

あれからずっと私は日常生活の中で、
ハリーポッターの世界観を引きずっている。

具体的に、まず一つ紹介する。
それは、日常生活の中で、あらゆる壁を見て、
「この壁なら9と3/4番線にいけるかもしれない」
とつい本気で考えしまうこと。

高校時代は、文化祭の準備で使った台車を
友人と転がしている最中、
突如「ここなら行けるかも」と思いが湧き出し、
友人の「やってみれば?」の一声にも影響され、
代車と共に、校内の巨大な柱に向かって走り出したことがある。
嘘じゃなくて本当に。

ただ、やっぱり走り出した途中で、
柱に激突するのが怖くなり、私は横に外れ、
台車だけ柱に激突した。

その時、改めて、
あれを普通にできるハリーポッターたちは
只者じゃない、真の魔法使いだと実感した。
と同時に、私は正真正銘のマグルだと確信した。

あまりの激突音の衝撃に、先生が駆けつけ、
各方面から人が集まったが、
素直に理由を説明する訳にもいかず、歯痒い思いをしたのを覚えてる。
それが激突一回目。

時は過ぎ、社会人2、3年目の頃、
会社の書庫に、女の先輩と台車で荷物を置きに行った帰り、またもや同じ思いがよぎった。

先輩に事情を話すと、先輩もハリーポッター好きで、「やってみてよ!それでのんちゃんが行けたら私もやる!」と言い、背中を教えくれた。

今考えると、ノリが良すぎるよ、先輩。

その時、私が目星をつけたのが、
掲示物が掲示されている壁だった。

先輩の応援も受け、いざ台車と共に走り出す。

やっぱり直前で怖くなり、台車だけガッシャーン。

またもや、大きく響く衝撃音に、部長が見にきた。
「今、爆発音みたいのしなかった?」と言われ、
私はあっさり「特にしてませんね〜」と何食わぬ顔で返答し、後ろで先輩が爆笑してたのを覚えている。
夕日が綺麗な日の残業中の出来事だった。

というように、人生の端々で、
9と3/4番線に行けるかのような壁、対象物が私の目の前に現れる。

まるで壁が私に
「ここだったら行けるかもしれないのにやらなくていいの〜?」と煽ってくるように見える時もある。

その度に私は、「でもマグルだし」という半ば諦めの気持ちと、「もしかしたら行けるかもしれない」という、謎の激突欲を抑えながら生活している。

この世に同じ気持ちの人がいるなら話してみたい。

なんなら、行けそうな壁だったり、「ここはやってみたけどダメでした〜」とかTwitterとかインスタで情報交換したい。
世の中に壁は無数にあるからね。

今のところ、友人含め、
そんな人に出会った事ないけど。

これがハリーポッターの世界観に影響された日常生活の一つの事象。

まだまだあるんで紹介します。

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