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絶対に一人でフィンランドに行ってやる

自分で感想文を書く前に他の人は何を感じたのかを読みにいった。
他の人の思いが熱すぎて、自分はものすごい薄っぺらい人間なのではないかと自己嫌悪に陥りそうになった。
しかし、自分は自分、他人は他人と言い聞かせこの本を読んだ感想をできるだけ素直にかっこつけずにここにしたためたいと思う。

ひと言で表すのなら

この本の感想を一言で表すのであれば、「良かった」の一言。
これまた酷く薄っぺらい感想だと鼻で笑われそうではあるが、私の読後すぐの感想はこの一言に尽きる。

KADOKAWAのサイトには

「俺が競争したい訳じゃなかった! 競争しなきゃ生きていけないシステムだった!」
新しい発見に意識がいったところで、
「別のシステムで生きる人々を見てみたい」
と、猛然とキューバへ旅立った。

キューバはよかった。そんな旅エッセイでは終わらない、間違いなく若林節を楽しんでもらえる、待望の書き下ろしエッセイです。

この本は、オードリー若林がずっと生きたかったキューバに行き、そこで感じたことを書いたエッセイなのだ。

新自由主義と社会主義の違い

キューバ=社会主義国というイメージが私の中には根付いている。
この本にもその違いが書かれていて、
「広告の看板がない」「配給を受けられる」「家は与えられる」など、
そうか、社会主義ということはそういうシステムなのか、となんども驚いた。
結局、自分の中の普通なんて日本国内、この地域、この家族に限られたものなんだよなーと自分の中の普通を振り返る。

新自由主義の競争には疲れるし、社会主義の平等には無理があった。

そう、結局この一文がすべてな気がした。
どんなシステムであろうと弱点はあって、ではなんで自分はここで生きているのだろう、なんて思ってしまう。
もっと、自分に合ったシステムの国があるかもしれないのに。

私がこの国で生きていく理由

旅から帰ってきた若林さんは東京で生きる理由として「血の通った関係」と示していた。そして

キューバに行ったのではなく、東京に色を与えに行ったのか。

と書いている。
東京にある「血の通った関係」を改めて感じられたのだと思う。
私は海外旅行に行くたびに「やっぱ、日本サイコー」と思う。
日本の良さを感じるために、海外旅行に行く。
きっとこの感覚に似ているのだろう。
結局のところ、どんなに批判されても、嫌な部分があってもこの国が好きなのだ。

絶対にフィンランドに一人で行ってやる

そして、この本を読み終えて今感じている感想は
「絶対に一人でフィンランドに行ってやる」に尽きる。

誰かの顔色をうかがった感情じゃない。お金につながる気持ちじゃない。自分の脳細胞がこの景色を自由に、正直に感じている。
もしかしたら、出不精ではなくて東京に行きたいところがないのかもしれない。出掛けたいところがあることって、人を幸せにするんだな。

羨ましい、羨ましすぎる。
私が高校生の頃からずっと行きたいと焦がれ続けているフィンランド。
大学生活が終わる今年に行こうと思っていたのに……

もしかしたら、一生いけないかもしれない、そんな風に思っていたが、こんな文章を書かれたら悔しくなってしまう。
いきたいところにはいくべきだし、(幸せのために)もっと、全身で、感覚で自由に感じたい。

絶対に、行ってやる。
それまで首を洗って待ってろ、フィンランド!!!


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