見出し画像

社会保険が守ってくれること①健康保険

①病気やけがのリスク

社会保険に入っていると自己負担額は3割負担ということは皆さんも聞いたことはあるのではないでしょうか。

健康保険で知っておくこと


①日本は国民皆保険

実は日本でも60年ほど前までは全員入ることが出来ませんでした。当時は3000万人以上が保険に入れていない状態でした。

現在、アメリカでは2500万人以上が健康保険に未加入だと言われています。国民健康保険というのは日本国民が受けられる制度となります。

②必要最小限・平等

健康保険の理念は必要最小限・平等です。
ですので以下のものは保険対象外となります。

・先進医療
・レーシック手術
・病院の個室代
・美容整形など医療以外のもの

健康保険証を持っていれば年収や職業などで医療費を差別されるようなことはありません。これが平等ということです。

日本での手術費用が30万円でもアメリカでは150万円~450万円も掛かってしまいます。
お金持ちが腕の良い医者に依頼することが出来るため、平等という考え方はありません。

③自己負担は原則3割。自己負担には上限がある。

保険証を提示すれば自己負担額は3割になります。
実際にはもっと掛かっているということになります。
しかも自己負担額には上限があります。

実際に入院、手術をして150万円掛かったとします。3割負担だと50万円払わないといけない計算になりますが実際には10万円の負担だけで済みます。

高額医療制度とは

同じ月の1日から月末までに掛かった医療費が高額になった場合に自己負担分があとから払い戻されます。

自己負担額については年齢と年収により変わります。
詳しくはこちらをご覧ください。


70歳未満、年収500万円の人が100万円の治療を受けると自己負担額は8.7万円になります。窓口で30万円払ったとしても21.3万円が返金されるというわけです。
あらかじめ限度額適用認定証の交付を受けておけば初めから自己負担額は8.7万円の支払いのみになります。返金されるとはいえいきなり高額な支払いが難しい人には良い制度です。

どんなに悪い状況になったとしても100万円の貯金があれば大丈夫でしょう

健康保険のメリット

会社員が加入している健康保険です。毎月よくわからないけど給料から天引きされていますよね。
知っている方も多いと思いますが会社が半分負担してくれてるんですよね。
つまり、実は格安で保険に加入していたということなんです。

扶養制度

フリーランスの方などは国民保険に入っていると思います。奥様や子供がいる方はそれぞれで国民保険に入らないといけません。
会社員の場合は不要という考えがあり、妻子は保険料を払う必要がありません。

傷病手当

病気やけがで働くことが出来なくなった場合に貰える手当になります。

1.業務外でけがをしてしまった。
2.病気の治療で仕事に就くことが出来ない
3.連続3日間、4日以上仕事に就けない
4.休業中に給与の支払いがなかった場合。

休業期間は最大1年6か月、受給額は直近1年間の平均月収の3分の2が支給されます。

まとめ

①原則3割負担で必要な医療が平等に受けられる。
②高額医療制度のお陰で自己負担の上限は約10万円まで。
③保険料の半分は会社負担。扶養の分は無料
④病気やけがで働くなっても最大1年6か月、平均月収の3分の2が支給

日本の健康保険の手厚さは世界一と言われています。

保険に入る場合は必要な保険だけにしましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?