バイト適当にします

いまやってる某コーヒーショップのバイトは、かれこれ3年経とうとしている。それなりのことは分かるし把握してる。それなりの仕事もできる。

この会社にはアルバイトに対して3か月ごとに行うOJTや社員・店長による評価をもとにランク付けがなされている。いちばん最初の150時間は「研修」、研修が終わると「トレーニー」、ここからはその評価をもとに「ジュニア」「シニア」「インストラクター」と昇格していく。「インストラクター」より上の階級は主婦のおばちゃんに1人いるかいないかであり、まあどうでもよい。

自分はというと「ジュニア」である。3年が経とうとしているのにも関わらずだ。3年程度働いている人はだいたい「シニア」か「インストラクター」まで昇格し、給料も少しばかり上がる。

実は、今まではあまり気にしていなかった。当たり前のように先輩がランクが高く、後輩がランクが低いか同じであったからだ。しかし、最近ある後輩君が自分よりも上のランクに昇格していることに気が付いた。一瞬「給料もそんな変わらんし、もうすぐバイト終わるしええか」と思ったが、そういう問題ではない気がしてきた。

考えてみると自分はホールと物販のポジションに関しては一人前であるし、厨房も休憩が回せるくらいには動ける。あと一つはドリンクというポジションだけであるが、3ポジションできればたいていは「シニア」に昇格できるはずなのだ。ところが、その後輩君はホールと物販の2ポジションしかできない。いったいどういうことだろうか。

おとといのバイトではその後輩君とシフトが被った。たいていは自分は物販でコーヒー豆を売ったりしているのだが、この日はシフト組みが甘かったらしく自分が厨房に行くことになった。(後輩君は一緒に豆売るか、ホールだ) 最近ケーキ工房が人手不足でケーキがあまり納品されず、その分厨房へのオーダーが異常に多く通る。まさにシワ寄せというやつだ。息つく暇もなくフレンチトーストやスコーンを作りまくった。しかし社員から飛んでくる目線は冬の便座くらい冷たいし、なんかイライラしてるらしい。たぶん自分のフード作成が遅いのと、シフトが弱くてホールが回っていないのだろう。

言わせてもらうと、ろくに自分を厨房に入れようともせず、1か月に1回あるかどうかの程度で入れられても、フードの作成が速いわけがない。それでイライラされても、そちらの都合である。

フードオーダーのピークも越え、締め作業に入りかけていたころに、例の後輩君が厨房に入ってきた。社員曰く自分と交代して、彼が厨房が締めるらしい。ではなぜ最初から彼が厨房ではなかったのか問うと「彼には全然フードの作成ができないから」らしい。

心が狭いことを言うが、「ジュニア」である自分が「シニア」のできない仕事を補っている現状についてかなり疑問を持った。しかも忙しく働いてやっとラストオーダーが済んだ瞬間、その後の締め作業だけ彼にやらせてあげ、自分はホールの締め作業をしなければならない。(ホールの締め作業は結構めんどくさい) この会社は人材を公平に評価し、扱う気があるのだろうか。

都合よく使われている気がして悔しい。労働力の搾取だ。今まで声を上げていなかった自分も悪いが、都合よく使われるならこっちも都合よく働いてやる!

ということで、明日のシフトから「ジュニア」としての役割しか果たさないことにした。ジュニアの仕事に付加価値は一切つけない。逆に給料一緒ならそのほうがいいしね。

労働力の搾取には気を付けてね。

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