見出し画像

海外赴任の内々示を頂いて家族帯同を決心するまでのお話(20年10月)

毎週1-2本を目標にすると言い、早くも遅くなりました。書くこと意義があると自分を言い聞かせて公開します。
家族帯同を決心するには、まずは自分たち夫婦について立ち返ったのが重要でした。赴任希望を出す時点では未だ柔らかい状態で、内々示をいただいた後に、独身時代から海外生活を送りたかったことを拠り所にしました。決心の仕方は人それぞれでケースバイケースだと思いますが、3歳未満の子供が二人いる我々はこうだった、という意味で参考になれば幸いです。

前置き

自己紹介(2020年10月時点)
・私:30代半ば、IT系勤務
・妻:30代半ば、メーカー勤務、育休中
・子二人:上の子が3歳くらい、下の子が6ヶ月くらい

夫婦共に海外生活に憧れがあり、ホームステイや旅行、留学、海外出張・研修等、1年に1度ペースで海外渡航をしていた。ただ、子供を授かってからは育児の忙しさを理由にして、海外勤務の希望は控えていた。
具体的に赴任希望を伝えたタイミングは2020年の夏ごろ。緊急事態宣言も明け、下の子の首も座り、生活が落ち着き出していた。

希望を出し直した転機

一つ目は夏ごろに私の兄弟と海外旅行について話してた時。駐在で海外で働けく人たちを見て、赴任のほんの一握りの人が得られるチャンスなので、掴めるなら掴んだ方がいいと。
二つ目は妻の育休面談にて。上司から海外志向についてを聞かれた際に、今は育児が大変だから…と伝えたら、子供ではなく親の希望はどうなのか(逆に言うと子供の心配ばかりしていたらいつまで経っても行けない)と発破をかけられていた。
それ以降、8月-9月にかけて、少しずつ赴任の話が妻の会社の上層部に掛け合われていたようで、10月に内々示まで進む。

どうやって家族全員の帯同を決めたか

いざ事が進むと、家や子供らの生活、私の仕事のことなど、懸念が山のように出てくる。テーマを帯同に絞って、帯同の人数やタイミングをパターンから考えを整理した。(正直どのパターンも子供に強いストレスをかけるのは間違いない)
⓪前提として、内々示の話は受ける(断らない。今回の話を断ったら、年齢的に次のチャンスは来ないと)
①妻が先に赴任、家族が後から追いかける(採用パターン)
オーソドックス。2ヶ月後くらいに追いかける例をよく聞いた(実際は1ヶ月後に追いかけた)。もちろんワンオペで私が子供二人の面倒を見るのに不安はあったが、下の子の育休を3ヶ月ほど取っていたことが幸いし、なんとかなるやろと踏んでいた。ただ下の子の授乳が心配で、卒乳を安易に期待したがやっぱり苦労した。このあたりは21年4月のトピックに詳しく書きます。私の仕事をどうするか問題は次のnoteにて。

却下したパターンたち

②全員が同時に渡英(①の派生)
単身や夫婦の場合や、子供が既に大きくて小学生くらいならこのパターンだと思う。 妻や周りの方からは、一見するとこの案が良いように言われた。
ただ、生活基盤が不安定な中で、幼子二人と暮らす場合は無理と思い、私は反対の立場だった。
特に反対した要因は5-10日間の隔離期間の存在。ホテルにカンヅメで借家や生活必需品を(幼子二人連れで)探し回る日々を想像してほしい。私は家族が発狂すると思った。初回の緊急事態宣言で外出できず、部屋遊びだけでは子供らの元気を発散できず大変な思いをした記憶を鮮明に思い出した。この理由を伝えると、周りの方は納得いただけた。
③別居:妻だけ単身赴任 or 妻と子1人か2人だけ帯同。
夫婦共に、家族と離れて暮らすのは耐えられない意見が一致。私もこの機会を逃したくないと却下。そもそも子供の世話をしながら仕事はできないよね。

あとがき

どうやっても子供は大変だけど、親の意向を優先する覚悟を決めてからはパターンを整理しやすくなった。自分が帰国子女ではないので実際の負担をわかり得ないけれど、少しでもこちらでの生活を楽しめるようにしたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?