不易流行 第三期始動

2020年12月13日に不易流行としての初作品「狂言×歌舞伎 オンライン公演 不易流行」をリリースしてから、丸二年が経ちました。
まだ二年、されど二年。ここまで続けられたのは、関係する方々のおかげです。
何よりも感染症禍の不安定のなかで、あらゆるプロジェクトを抱えながらも時間を作って一緒になって取り組んでくれている不易流行メンバーには本当に感謝しています。

一方で、このスタイルだから続いているのかなとも思っています。
「不安定さの効用」と漢字多めで書くとわかりにくいですが、
つまりは「カッチリとした取り決めをしない、明確な序列も役割もない、決めたことでも再度検証し引き返すことも是とする」ような
流動的で、有機的なチームであることを前提にプロジェクト運営を進めておりました。
このスタイルを、私は「不安定を抱きしめる」と表現してチームメンバーに伝え、ここまで取り組んで参りました。

その結果、予定が大幅に変わったり、そもそも実施を取りやめたものもありました。
お客様や関係先にご迷惑をおかけすることもありますが、
有志団体の在り方としてはベターだったと振り返っております。
今後もこの形で進めて参りたいと思っておりますが、
活動を続けていくために“わかりやすさ(体制明示)”や“プロジェクト推進力(組織化)”も必要だとも感じているので
チーム体制には手を加えつつあります。
より充実した運営で来年の挑戦に臨みたいと考えており、そのための準備も始めております。

ちょうど昨年にも同じことを書きましたが、本日は「正月事始め」の日でありますから
数回にわたって来年の活動に向けた我々の動きをご紹介できればと思います。
そして私個人としては、以前から文章で勝負したいと思っており、こちらのnoteも活性化していかれたらと思っています。
「いつか、スキルが身についたら…機会があれば…」という気持ちでいると、
いつまでも何もできないものなのだと、この2年間の活動が教えてくれました。
それと、継続する難しさも感じました。
このnoteも3月以降更新していませんし、ズボラな自分に辟易するばかりです。。
ただ、こうして形に残ること、誰かの目に触れる状態にすることに意味があると思います。
「不易流行ってどんなチーム?」「ちょいちょい目にする鈴木って誰?何のために名前出してんの?」と気にしてくださった方に対して
信用残高を積み上げることにも貢献してくれるように感じています。

テーマとしては、
「不易流行が任意団体である理由」などのチーム運営についてや、
「これまでの活動の振り返り」といった検証、「劇場公演開催に向けて」などの活動報告、
鈴木が読んでいる本や日々で得た雑感、広く見聞を得るための取材など
継続的に記述していく予定です。

不易流行の理念である【古典芸能が本来持ちうる芸術性と娯楽性を、現代人が楽しめる形で提供する】ことを
徐々にではあっても、よりダイナミックに行えるように努めて参ります。

今後もお付き合いくだされば、幸いでございます。

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