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よんでいた * わたしの読書史②

こんにちは、今日は春の日のような暖かさですね。

昨日に引き続き、

「よんでいた * わたしの読書史」

https://note.mu/s1217450/n/n8fb137fd7360

を小さな企画としてやってみたい!!

という事で、身近な人からインタビューを始めてみました。

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お悩み相談者

しの さん (24歳 東京)

筆者の親しい友人という事で気軽にインタビューさせていただきました。

大学で同じ学科になったところから少しずつ仲良くなり今に至るという感じです。これまでの読書史について色々と聞かせてもらいました

↑快くインタビューさせてくれたしのさん

初めて自分の意思で欲しいと思って本を買ってもらったのは小学校低学年くらいのとき。

『ことわざ、四字熟語』などの本が好きで家で読んでいたことが多かったのだそう。

そのあと親の影響で、漫画『あたしンち』にハマり、小学校〜高校まで何度も何度も繰り返し読んでいたそうです。

小学生の時は、

ユズヒコや兄弟、中学生への憧れ。

また中学生の時は、

ユズヒコの気持ちが分かるようになり、

高校生の時は、

みかんの気持ちが分かるようになったそう。(勉強やテストがとっても大変!みたいなこと)

「あたしンちのマンションでの暮らしや、学校での友人関係のコミュニティなど漫画のなかの日常が、自分の日常の生活と重なることが多くて、登場人物の気持ちになって考えたり感情に浸ったりする事が楽しかったんです (笑) 」(しのさんのコメント)

他にも『LEGO book museum』という、LEGOを設立した人の少年時代の話がお気に入りでした。

高校生からは、部活や勉強が忙しくて本に触れる時間がめっきり減ったそうですが、本人はあまり自覚がなく…

大学からまた復活。

大学1年の時に、建築家・小嶋一浩さんの授業を受けた時に

『小さな矢印の群れ』(ご本人の著書)

を全員読みなさい!ということで、人生で初めて建築の専門書を手に取り喜んで持ち歩いたことがきっかけだったようです。

またランドスケープの授業のレポートで

建築家・槇文彦さん『見えがくれする都市』を読み、東京の都市構造に興味を持つことになります。

「東京の山の手と下町の都市構造の違いの解説が特に印象的で、当時提出が遅れていたレポートを頑張って書いたら、担当教員の先生にツイッターで褒められたのが嬉しかったんです。」(しのさんのコメント)

その頃は、建築のデザインよりも都市論の方がずっと面白く感じており、東京という場所に対する憧れや面白さにどんどんハマっていたそうです。

そんな中、都市論について調べると同時に

建築家・塚本由晴さんのレクチャーをたまたま大学で聞く機会があり、その内容に雷が何発か落ちたそう(笑)

「<建築をつくることは未来をつくることである>というテーマに対して、塚本先生は<建築をつくることは問題をつくることである>と言ったんです。その頃美術館の設計課題があって、自分は敷地も変えて、美術館も作らず、屋台をたくさんつくる提案をしていて…(笑)その課題がちょうど終わったくらいの時にそんな言葉を聞いてグサグサ刺さったんです(笑)」(しのさんのコメント)

そんな衝撃(!)の雷を落として行った塚本先生の研究室に大学院は進むことになります。

研究室に入って影響を受けたのは

建築家・篠原一男さん『住宅論』と、

『日本の家展』(主催:東京国立近代美術館)だそう。

「建築とは何か?を考えると同時に、今この時代を生きていることをどう作品として表すか?という事を、篠原一男は一生懸命考えて建築を作っていたんだと思うんです。またその頃の自分は、結局建築は形とか、できたモノので評価する世界だと思っていたのですが、『日本の家展』で、<今ある作品たちをどう批評するか?>という世界がある事を知りました。そこから、昔の人はどうだったんだろうと思って、最近は『古今和歌集』とか『方丈記』、現代の詩人や歌人の作品を読みます。」(しのさんのコメント)


そんな、しのさんの最近の悩みは…

●エレガントさがほしい●

「先生にお前にはエレガントさがないと言われたんです。(笑) 多分服装のことなのですが、自分はモコモコ、もさもさした雰囲気の服とかモノが好き。でもそれがボサボサしてるように見えるのかも。ボサボサはダメだと思うけど、どうしていいかわからないんです。少しだけエレガントになる方法が知りたいです!」

いきなり難しすぎる質問が来ました!!(笑)

それは服を替えればいいのでは…?と返したくなる質問なのですが、これは一応本でお悩み相談なので、エレガントってなに?を教えてくれる3冊の本を考えてみようと思います!

皆様のコメントもお待ちしております◎

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