テスター案件から半年で脱出する全手順

今回はコロナの影響で経済のまわりが滞っている状況の中、テスターから最短で脱出し、開発案件に参画するための全手順についてお話しします。

(お金を払わなくても全部見れるので気軽に見てください!)

結論から伝えると下記が成り立ちます。

継続的努力✕人への継続的アピール =希望の案件へ参画

継続的努力、人への継続的アピールどちらが欠けても
最短での脱出は難しくなります。

この方法は決して楽な方法ではありません。

ですが、才能やセンスはいらないため、再現性が高く誰にでもできる方法ですのでぜひ試していただきたいです。

私自身未経験ながら2021年4月からSESのエンジニアになり、開発案件に参画されておりましたが、9月からテスターとして現場に行くことになってしまいました。

テスターから最速に抜け出すにはどうすればいいか必死に考え行動し、2021年4月より希望であったサーバーサイドの案件の現場に参画することが決まりました。

約半年でテスターから抜け出すことができました。

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私のように希望とは異なる現場に行くことになった人にとって役に立つ記事となっております。

自分が希望していた案件とは全く違う案件の現場にいくことはSESではあるあるだと思います。

自分もそれを承知の上でSESに入社しましたが、9月からテスターとして現場に行くことになったときはショックが大きかったです。

このまま次の現場が開発に入るまで待ちの姿勢でいてはいつ開発の現場に参画できるかわからないと思い、自分で戦略を練り行動することを決めました。

また、案件ガチャが怖いため、SESへ入ろうか悩んでる方にとっても有益な記事となっております。

もしテスターなど自分が希望しない案件に参画となった場合に、自分がどうたち振る舞えばいいか事前に知っておくことで、SESへの入社に対する不安を取り除くことができると思います。

■読む方の対象者
SESで希望の現場に入れていない方
自社開発を希望しているが、なかなか内定がでず未経験からSESへの入社を考えている方

自分の経歴

※こちらについては読み飛ばしていただいても構いません

2016年12月~2020年3月 コールセンターでオペレーターとして就業

2020年4月~ 自社開発、SESをしている企業にエンジニアとして就業
ここから6月末までは運よく自社開発の現場に参画

2020年7月~      HTML,CSSのリファクタリングの現場に参画
ここから徐々に雲行きが怪しくなりました。コロナの影響もあり、私に振る予定のタスクがなくなってしまったとのことで1ヶ月で契約を打ち切りとなりました。

2020年8月~ 自宅待機
1ヶ月で契約が切られてしまったこともあり、案件探しが間に合わず自宅待機となってしまいました。

その後、8月中旬頃にテスター案件の面談を受けることになりました。無事受かりましたが内心複雑でした。

2020年9月~2021年3月 テスター案件

2021年4月~      PHP開発案件参画

テスター案件脱出手順

ここからが本題です。

私がテスター案件を脱出するための手順がこちらです。

①会社内で一番信頼できる方に相談
②会社外の方に相談
③テスター案件を脱出のため自分ができることをリストアップ
④アピールを続ける

上記について深堀りして解説していきます。

①会社内の方に相談

会社内に1人や2人はとても面倒のいい先輩がいると思います。

その人にまず相談しましょう。

相談のポイント

(1)自分と同じ経歴の方(未経験で中途採用)がどんな経歴をあゆんでいるのか
(2)希望でない案件に参画となった場合、今後希望の案件にいくことはできるのか
(3)次の現場が希望の案件に参画することが可能な場合、誰に希望を伝えればいいのか

この3点について聞き出し、希望の案件への参画が難しいと思った際は転職も視野に入れる必要があります。

ここはとても重要なポイントです。

私は、最初に自社開発で私の指導を担当してくれたPMに相談しました。

社内からの評判も高く信頼が厚く私自身とても信頼できる方だと話していて感じたため、この方に相談しました。

(1)自分と同じ経歴の方(未経験で中途採用)が入社から3年目までにどのような経歴をあゆんでいるのか
ここが一番大事です。

自分と同じ経歴の方の2,3年後が自分のキャリアとなる可能性が高いからです。

ここで自分が期待しているキャリアとかけ離れていれば、リスク等をきちんと考えた上で転職も視野に行動したほうがいいです。

会社が提供してくれる環境が良くなければ、努力が水の泡です。

個人で会社を変えるのは難しいので、転職したほうが努力に対するコストパフォーマンスがよいです。

(2)希望でない案件に参画となった場合、次回は希望の案件にいくことはできるのか
次回の現場は案件ガチャとなるのか、または自分が希望とする環境の現場に行けるのか聞くことも大事です。

案件ガチャとなる場合、転職すべきかどうか検討する必要があります。

なぜなら、テスター案件を抜けられるとしても、また自分が期待していない現場に行く可能性が出てくるからです。

※案件ガチャ…エンジニアのやりたい仕事と振られる案件のミスマッチが度々生じること

(3)希望の案件に参画することが可能な場合、誰に希望を伝えればいいのか
希望を決済者以外の方に伝えても意味がありません。

決済者ではない方に伝えても、話を聞いてくれるだけで動いてくれない可能性が高いからです。

(2)で希望の案件に行くことが可能であるならば、誰に伝えればいいのか聞くことが大事です。

通常であれば、SESエンジニア1人につく担当の営業の方がいると思います。

担当の方にまずは希望を伝えることになると思います。

ただ希望をきくだけで動いてくれそうにない場合は、動いてくれそうな役職がついている方に希望を自分で直接伝えるのも大事です。

私は最終的に営業部長に相談させていただきました。

案件を決める上での決済権をもち、聞いてくれるだけでなく私の要望に対してきちんと動いてくれる方だったからです。

このようにして私自身先輩社員に質問して、会社に残ってキャリアを積むべきか、転職をするべきかを判断しました。

質問した結果、私の会社では希望を伝えれば、次の現場は希望の案件に参画している人がいることを知ったため、とりあえずは会社に残りながらキャリアを模索することに決めました。

コロナの影響で未経験から2年目までの方は案件が極端に少なく、転職が難しくなっていることもどう動くべきか決断する上で大きかったです。

②会社外の方に相談

自分の状況を客観的に見るためにも、会社外の方に相談するのはとても良いことです。

私もエンジニアのインフルエンサー、外部のエンジニア、外部のSESの人事を担当している方に相談しました。

外部の方に相談することで自分が今まで知ることがなかったキャリアの選択肢を知ることもあるので、必ず外部の方にも相談しましょう。

選択肢を増やすことは、テスター案件を早期脱出する上でもとても大きいです。

どのようにして知り合ったのか疑問に思う方もいらっしゃると思うので、実際私が知り合うためにやっていた方法についてご紹介します。

知り合う方法
(1)エンジニアのオンライサロンに加入する
(2)Twitterでフォローする

上記について深堀りして解説します。

(1)エンジニア向けのオンライサロンに加入する
エンジニアのインフルエンサー、外部のエンジニアとはここで知り合いました。

オンラインサロンでは定期的にオンライン飲み会、オフ会を開催しております。

その際に、自分の悩みを相談することも可能です。

安いところでは月額1000円で加入できるのでとてもオススメです。

もちろんいつでも辞めることができます。

私はエンジニア会では有名なインフルエンサーである勝又健太さんの雑食系エンジニアサロンに加入し、オンライン飲み会でご相談させていただきました。

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※オンラインサロン
月額会費制のWeb上で展開されるコミュニティの総称

(2)Twitterでフォローする
フォローするだけではもちろんNGです。

(1)発信をみて、気になる人を数人フォロー
(2)フォローしてた人のツイートを毎日チェック
(3)この人なら信用できると思った人を厳選し、常にチェック
(4)気になったツイートに対してはコメントを残し、接点をもつ
(5)その人がオフ会主催 or 相談受付募集とツイートしたタイミングでDMを送る

上記の手順を踏んで私は外部の人事の方である毛呂 淳一郎さんに相談に乗ってもらいました。

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フォローした方のツイートに対してすこしづつコメントを残し、やり取りすることが後に相談に乗っていただく上で重要です。

なぜならフォローしていきなりDMを送っても相談に乗ってくれない可能性が非常に高いからです。

私は毛呂 淳一郎さんがキャリアについて相談受け付け中とツイートされたタイミングでDMを送り、相談に乗っていただきました。

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その際、何度かコメントを残していてくれたことを覚えてくれていました。

やはり、コメントして印象を残すことは大事だと実感しました。

私はこうして会社内と会社外で合計10人以上の方にご相談させていただきました。

1人の方の意見だけを聞くことは危険なので必ず複数人の方の意見を聞いてください。

その上で最終的に自分でテスター案件を抜け出すためにどうすることが最適解か判断して行動してください。

迷ったら、悩みすぎず行動しながら判断してください

悩んでも前に進みませんが、行動することで正しい判断かどうか遅かれ早かれ知ることができます。

③自分ができることをリストアップ

テスターを抜けるために自分は何をすべきかをリストアップする必要があります。

・資格を習得
・ポートフォリオを作成
 →オリジナルポートフォリオ
 →模倣アプリのポートフォリオ
・転職活動

私ができることは何かを考えたうえで上記をリストアップしました。

ここについては人によってやるべきことや優先順位が変わってくると思うので、参考程度にしていただければと思います。

私の場合、最終的に転職活動は行わずにテスト案件を抜けることができました。

転職については模倣アプリのポートフォリオを作っても、開発案件の参画が難しかった場合の最終手段として考えておりました。

ここからは自分の体験談を話します。
・資格を習得
私は初め、資格として基本情報技術者を取得しようと考えました。

資格を取ることはそこまでは知識を持っているよと企業にアピールできると考えたからです。

そのため、10月の中旬には基本情報技術者試験が行われるため、7月からガッツリ勉強を始めました。

1日1、2時間ほどはやっていました。

8月にはプログラミングを一旦やめ、平日と休日合わせて週25時間以上は勉強していたと思います。

しかし、ここで悲劇が起こりました。

コロナの影響で基本情報技術者試験が中止になることが9月の中旬に発表されました。

とてもショックでした。

中止するならもっと前に中止にすることを決めてほしいと思いました。

ここで基本情報技術者試験の勉強時間はパーとなりました。

基本情報技術者試験は半年に1回しかないため、次の試験が3月でした。

試験を受けるかどうか迷いましたが、断念しました。

理由は、試験を受けるとなるとまた試験の3ヶ月前からプログラミングの学習を中断して資格の学習に時間をさく必要があったからです。

資格の取得はテスター案件を抜けるための一つの手段に過ぎず、目的ではありません。

結果的に4月にはテスター案件を抜け出すことができたので、この判断は正しいことを後に知ります。

ポートフォリオを作成
個人開発でポートフォリオを作成しました。
オリジナルポートフォリオ 途中で断念
模倣アプリのポートフォリオ 完成

オリジナルポートフォリオ
オリジナルのポートフォリオとしてエンジニアと人事をつなぐマッチングアプリを作ろうとしていました。

しかし、途中で断念しました。

会社の方にレビューしてもらったのですが、オリジナルのポートフォリオは仕様をすぐに理解することができず、結局実務で何が作れるのか想像するのが難しいとのことでした。

ポートフォリオから現場でどんな事ができるのか再現性をみているので、ポートフォリオの仕様がわからないことには何の技術を使用しているのかが伝わらないのです。

模倣アプリのポートフォリオ
Twitter風アプリを作成しました。

TwitterやInstagramといったメジャーなアプリを模倣したポートフォリオを作成したほうが仕様が把握しやすく、実務で何を開発できるか面接官も想像できると言われました。

その結果、オリジナルのポートフォリオから模倣アプリのポートフォリオを作成することに方向転換しました。

【番外編1】ポートフォリオをできるだけ質よく早く作る方法
MENTAというサービスを使い、エンジニアの講師をメンターとして雇います。

そうすることで、ポートフォリオを作成する上で発生したエラーに対して質問ができるので早期解決に繋がります。

結果的に早く作ることができます。

仕事終わりの平日や休日にポートフォリオを作成することになるので、割く時間が限られます。

Portfolioをつくるのに時間がかかるほどテスター案件を脱出するのに時間がかかってしまいます。

また時間がかかればかかるほどモチベーションも下がり、さらに時間がかかってしまうという悪循環におちいってしまいます。

時間を増やすことはできないため、MENTAというサービスを使いブーストをかけることで早く作ることができます。

また、Portfolioの内容について相談、見た目の改善、コードレビューもメンターが行ってくれるのでPortfolioの質を上げることができます。

なお、おすすめのメンターは自分の質問に対してレスポンスが早いメンターです。

レスポンスが遅いとPortfolioの作成がその分だけ遅れるので、レスポンスが早い方をおすすめします。

レスポンスが早いメンターを探す方法

(1)自分が作りたいPortfolioの言語で検索
(2)検索結果画面で人気順を選択(はじめから人気順が選択されている)
(3)レビューを見て「レスポンスが早い」と言ったコメントがあるメンターと契約する

これが確実にレスポンスが早い方をメンターとして契約する方法となります。

④アピールを続ける

せっかく努力しても誰かに伝わらなければ意味がありません。

会社内外で相談して信頼できる方にとにかく定期的にアピールしてください。

アピール方法

どんな案件に入りたいのか
そのために自分は何をやっているのか
どうしたら案件に入れてほしいのか

上記を伝えてください。

私の場合、下記を営業部長に伝えました。

PHPの開発案件に入りたい
そのためにポートフォリオをLaravelで作ってます
ポートフォリオができたら見せるので、質の良いポートフォリオであればPHPの案件を営業の方に探すように伝えてください

ここでのポイントはポートフォリオができてから要望を伝えるのではなく、ポートフォリオを作り始める段階で要望を伝えてます。

そうして定期的に進捗状況を報告し、ポートフォリオを作成することで信頼関係ができ、アピールされた方もこいつのためならなんとか要望を叶えてやりたいと思ってくれます。

要望を叶えるにあたり、報・連・相することが重要なのです。

まとめ
最終的に営業部長に
模倣アプリのポートフォリオをみせ、「これなら他のクライアントに見せることできるよね」とお墨付きをもらい営業の方にPHP案件を探していただきました。

その後面談を受け無事合格し、4月よりPHP案件に参画することになりました。

継続的努力✕人への継続的アピール =希望の案件へ参画

このやり方は誰にでもでき、再現性が高いものであると思われます。

正しい努力を積みながら、他の方にアピールを続けることでテスター案件を最短で抜け出すことができます。

待ちの姿勢ではなく、常に自分から動いて希望の案件を勝ち取りましょう!

以下投げ銭となります(文章はありません)

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