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憧れの宮川

自然環境リテラシー学実習Xチーム 山の回
2021/11/5、11/6

お久しぶりです。
緊急事態宣言によって8月中旬から本実習は延期され続けてきましたが、後期が始まって1ヶ月、ようやく再始動できました。

今回の舞台は大台町、宮川。
お世話になったのはベルデ大台ツーリズムさんです。
今年の前期のリテラシーは南伊勢町新桑で学生を主体として行われてきましたが、昨年のリテラシーはガイドのみなさんのもとで行っていたので、懐かしい感じです。

私は大台初上陸。
リテラシーのメイン企画以外でも、この半年、どうにかして大台に行こうと企んでいたのですが、全て緊急事態宣言によって阻まれておりました。
初めてのところでNELリーダーとして動かなければならない不安はありつつも、内心とてもわくわくしていました。

1日目の昼からはSUPでもみじの里公園から2kmほど漕ぎました。
まず、乗り方、パドルの持ち方、漕ぎ方などを陸上で習って漕ぎ出しました。

私はSUPも初めてでした。
思ったより安定していましたが、ふとした瞬間にグラッとなるのがすごく楽しかったです。もちろん、11月の高地の川の中に落ちる気なんて微塵もありませんが笑
少し慣れた頃、ボードに立つ方法を頼れるあゆみちゃんに教わりましたが、水との距離が遠くなってしまうのが寂しく、あまり立ち漕ぎはしませんでした。

そもそも正座が苦にならない人間です

2日目はさくらの里公園から4kmほど漕ぎました。
1日目よりさらに天気に恵まれ、無風だったので水中が見えやすく、風に流されやすいSUPにとっても良い環境となりました。
そのため、1日目敬遠していた立ち漕ぎでちょこまか動いていました。
宮川の岸は結構深く険しくなっていて、点々と滝があるのを両岸を行ったり来たりしながら見ていました。

そうするうちに、好きな花を見つけました。

リンドウです。
今までの私の生活環境の中では、かなりレアな花なのに、それがぽつりぽつりと咲いているのです。
興奮しました!笑
岸が険しくて人が近づき難いために、伸び伸びできてるのかなと考えたりしました。

あっちにもリンドウ
こっちにもリンドウ

こうして、リンドウに上げられていたテンションが、少し凹むことがありました。
ブラックバスが泳いでいたのです。
きれいな宮川も、人間のあまり良いとされていない活動の影響を受けているということが私にはショックでした。
(ブラックバスはただ生きているだけで何も悪くないです)


なんだかんだあっという間に4km漕いでしまい、昼食を取ってから早めに帰路につきました。
午後からは天気が崩れるとの予報で、せっかく朝干したテントをみすみす濡らすわけにはいきません。
名残惜しいですが、せっせと漕ぎました。

それでも休憩時間には、寝っ転がってみてSUPがどこを向くか確認できました。
というのは、私はJSCAのシーカヤックBASIC検定を取ったばかりで、その講義の中でカヤックは風上を向きやすく、SUPはその反対だということを習ったばかりだったからです。
ちゃんと風下に流されました!笑

今回の振り返りでは、受講生の何人かが「SUPはカヤックと違って揺れが小さい」と言っていましたが、私はそれはSUPとカヤックの違いではなく、海と川の違いだと思っています。
受講生の皆さん、ぜひ川でもカヤックを漕いでみて下さい。
私は海でのSUPもしてみたいです。



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