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父親が夏の暑い日に大きな西瓜を持って帰って来た。私が「おおきいね」と言うと母親は「高そう…
4/22 俺と友人2人の計3人でカラオケ店に入った。そのカラオケ店はビル1棟がまるまるカラオケ…
シンプルに金欠で口座残高が3桁だった頃、少し親しい知り合いから持ちかけられたバイトがハム…
0-9 僕はアパートに住んでいる。ボロい2階建て全6室の小さなアパートで、2階は4室、1階は2室…
その時の俺は珍しく怒っていた。ある時期を境に怒ることを含め強い感情を抱くこと全般が膨大な…
やることを全て後伸ばしにし続けて2020年の大晦日にたどり着いた。生活習慣は昼夜逆転気味で、…
広いコンクリート製の暗渠のような空間とたくさんのクラスメイト。夢の中の俺はいつも子供のままだ。目の前にぽっかりと広がる直径70mほどの縦穴の底に破壊しそびれたコアが存在し、それを破壊しないことには俺たちは永久にここに閉じ込められたままらしい。俺たちはどうも平均的な中高生ではなく身1つで縦穴に飛び込んでも生き延びれるだけの特殊な身体能力を備えているようだ。とりあえずと先陣を切って俺が縦穴に飛び込んだ瞬間クラスメイトが一斉に上へ向かって矢を放った。矢は重力に従って弧を描き垂直に縦
起き抜けに最近日光を殆ど見ていない気がするなを思った。とうとうの昼夜逆転した生活習慣に準…
どれくらい眠ったのだろうか。瞼を無理やり開いて壁掛け時計の時刻を確認しようとしたが、何も…
逆張りで冬の海をエモーショナルと呼ぶような、そんなはぐれ者が2、3人はいるだろうかと危惧…
寝苦しいな、なんだか蒸し暑い。布団からモソと目覚めると夜中だった。今は何時くらいなんだろ…
真夏の曇り空のぬるい日差し。照度だけでいえば冬の快晴とそう変わらない明るさだけれど、夏空…
なんでこうなったのだっけ?俺は車を飛び出して初老の女に抱きついている。女性をおばさんなん…
5年前に書いたやつ 設定:少年が事故で手にドラえもんのひみつ道具、あじのもとのもとを被ってしまった その思考が明らかにおかしいのはわかっていたのですが、それは僕の目の前では間違いなく食べ物でした。濃い骨髄が詰まった骨が上品な筋肉繊維に覆われ、それをくるりと皮で巻いた贅沢な一品でした。細い指の先にトッピングされた爪の淡白な風味などは言葉にできぬほどの芳しいご馳走でした。 どきどきどきどきどきどきどき こんなにも贅沢なご馳走が、たった今僕のものなのです。この瞬間誰のものでもなく