楽しいWORLD OF HORROR ~無言病棟の気をもむ記事~
この記事にはWORLD OF HORRORのネタバレが存分に含まれています!
この記事にはホラーテイストな画像が含まれています!
Q.WORLD OF HORRORって何?
A.伊藤淳二さんとラブクラフトさんから強い影響を受けた、ローグライトADVホラーゲームだよ。
現在アーリーアクセスですが十分に遊ぶことができるボリュームですよ!
Q.この記事は?
A.メインシナリオの一つを自分なりに日本語翻訳したものです。
今回のミステリーは比較的簡単な文章で脳に優しかったです。
本編
古の神々が再覚醒し、狂気に陥った世界への道を模索している。病院、廃校になった教室、静かなアパート、暗い森の中で、奇妙な生物や不可解な現象が、塩川の住人たちの正気を試す。それは祟りによる混沌か、それとも我々の理解を超えた存在による謀略なのか……
プロローグ
クラスメイトの母親から連絡が来た。
涙声で、彼女はあなたの友達が重大な事故にあってしまい、大手術を前にしていると言った。
そして友人は、彼女の母親に、あなたに何夜かともにしてほしいと連絡してくれと頼んだそうだ。
奇妙な話だと思わない?
最近はとくに親しくしていたわけではないのに。
まあしかし、あなたはご要望どおり友人を訪ねることにした。
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あなたは忍耐強く受付で待っている。
クラスメイトはどこにいるのだろうか? =>【訊ねる】
ナースの不気味な笑みが気に入らない。
上階は薄気味悪いほど静まり返っている。
患者たちは落ち着きが無さそうだ。何かあるのだろうか?
一夜目
あなたの友人がベッドに横たわっている。手術を終えてからずっと寝ているようだ。彼女の顔はほぼ包帯で覆われている。
あなたはこの世で一番座り心地が悪いであろう椅子に腰掛け、ここで待っていてなんの意味があるのだろうかと考えている。
他にやることはないので、自販機で何か買ってくることにした。
二夜目
次の日も何事もなく過ぎていき、気がつけばまた夜がやってくる。
だんだんと気分が重くなってくるが、病院へ向かった。
今日はもう友人が目を覚ましていた。
しばらくの間学校や最近の出来事について話してたが、何かがおかしいという感覚が拭い去れない……
友人が眠りについた後、足のしびれを取るために歩き回ることにした。
三夜目
夜が明け帰ろうとした時、友人の母親に声をかけられ、友人あての小包を手手渡された。
あなたは今夜渡すと約束した。
一体何が入っているのだろう?
=>【小包を持っていく】
【小包を持っていかない】
「ほら、コレお母さんが渡してって」あなたはそう言って小包を渡した。
何が入っているのか聞いたが、有無を言わせぬ視線が帰ってくるだけ。
四夜目
気が重いわー
友人はあなたのことをじっと見つめています。
「あなたって本当にきれいよね。前も言ったっけ?」
友人は腫れた唇を歪めて笑った。
五夜目
明けない夜はないっていうけど、終わらない昼もないのよね。
「明日最後の手術をするの。あなたに結果を見せるのが待ちどおしいわ」
明日のことを考えると、身震いが止められなかった。
六夜目
最終日が来た。
突然、病院内の明かりが消えた。
嫌な予感を感じつつも、最後に友人を確認してから脱出することにした。
あなたはもぬけの殻になったベッドをみてショックを受けた。
あなたが運んだ小包は、ナイトスタンドの上に包装を説かれた状態で置かれている。
廊下から聞こえるかすかな足音を無視して、小鼓の中を覗いた……
中には、破れた値札──ブッチャーナイフの──が入っていた。
足音が大きくなった!
「わたしの顔はどう? いっつもあなたのことを憧れてたの。あなたが私のことを全く知らない他人扱いしていた時でもね」
「思うに、結果は完璧だったわ。実際、二人の人間が同じ顔なのよ!」
友人はブッチャーナイフを無意識に振り上げた……
【逃げ出す】
=>【ショットガンをぶっ放す】
・・・・・
・・・
・
エピローグ
あなたの人生を乗っ取ろうとした者は病院の床で死んでいる。
あなたは狂ったように、死体の顔をぐちゃぐちゃになるまで潰す。
正気に戻ったあなたは、よろよろと病室から暗い廊下へ出た。
他の部屋のドアがゆっくりと開き始めた。気の狂った友人が他の患者にあなたのことを話していたことを思い出した。
どの部屋からも、包帯を巻いた患者の頭が姿を表した。
患者たちの傷ついた顔は不気味なほど似ている……
「「皆、あなたに会いたがっているよ」」
無言病棟の気をもむ記事 終
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