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おれは書き上げた!殺し屋イヌイ ワンナイトブリッツ!!あれこれ雑記

※殺し屋イヌイ ワンナイトブリッツ!!のネタバレを含みます。

先日、4作目のパルプ小説を書き上げてnoteに投稿した。

これ。主人公が銃を撃って殺す。そんな話。

ということで"殺し屋イヌイ ワンナイトブリッツ!"(以下4作目)について色々書いていこうと思います。例によって頭に浮かんだことを手当たり次第に書いていきます。

目次
・まずこの作品について
・満足点と不満足点
・作中のネタ等
・執筆と推敲

・まず4作目について

まず、当時執筆中だった作品(つまり4作目になるはずだったもの)があった。20000文字ぐらいを想定していた短編で、仕事中にこっそり書いていた。仕事中に書く小説はとても筆が進んだ。ちなみに4作目も仕事中に書いた。流石に校正はマイホームで行ったけれど。余談だけど4作目は10000文字程度を想定していた。

これ。

で、この作品、現時点で20000文字を越えているが、終わる兆しが見えない。なぜならプロットを作っていないからだ。俺は膨れ上がる文字数を見て、見えない先を想像して恐れた。このモンスターはどこまで肥大化するのか。

いやまあ、こんな事はどうでもいいんですけど、"タイトル未定"を書いているときにふと自問自答をしました。

この主人公は何ができてどんな奴なんだ?

ある程度のキャラ付けはしていたんですけどね、書いているうちに主人公がわからなくなってしまったのです。

だから、4作目を書くことにしました。そしたらこれが出来上がりました。

なるほど、主人公はこんな奴だったんだな……。

おれは主人公のことがよくわかったので、"タイトル未定"の執筆の続きに取りかかる……わけではなく、他に書きたいものができたので多分そちらを書きます。テーマは妖怪と人間が共存する世界でサイバーパンク、主人公は懐古主義者の一つ目妖怪(♀)。(予定)

・満足点と不満足点

思ったよりも戦闘シーンが上手く書けた。
これ、書く前まではすごい苦手だと思ってて、そもそも派手な戦闘シーンがある小説を読んでこなかったってのもあるんですが「何をどう書けばいいかさっぱりわからないよぉ……」って思ってました。

だから映画や漫画を参考にすることにしました。超合理的!!

ということで見た映画で参考にしたのはジョン・ウィック

いやーめちゃくちゃかっこよかったですね。キアヌ・リーブスが好きというのもあるんですけどとにかくかっこよかった。こう、銃を構えて撃つ動作にブレがないのがすごいと思いました。個人的には序盤、ブギーマンがマイハウスを襲撃された所。あそこが一番かっこよかったと思います。

私は、ブギーマンが撃って殺す時、2発撃つところを注目しました。理由は知らないけど確実に殺すぞって気迫が感じられましたね。で。で、ですめ。僕はこれを見てマスターキートンを思い出しました。どの話しかは忘れたけれど、どこかの警察はスピードローターを持たないから2発撃って犯人を殺せないと自分が死ぬ。とかなんとか。つまりキアヌ=キートン。これはまっさきに取り入れました。

次に漫画編、バイオレンスアクション

女の子の殺し屋が撃って殺す。殺陣のシーンのイメージを参考にしました。

以上!……あれ?思ったよりも参考にしてない……。ま、まあ、これ以外にも色々映画見たので、ワイルドスピードを見たし、ザ・ボーイズは3巻まで買ったし。多分、深層心理内で作用してますね。

オチが比較的きれいに書けた
と、思うのは俺だけですかね? あまりパルプっぽくないかもしれないけれど。最後がカメラが引いて終わる感じをイメージしています。内容がもっと派手であれば、最後、主人公がどうなったかがわからないみたいなの。インセプションみたいな。

マチェーテ野郎を出せた
マチェーテ、嘘つかない。

戦闘シーンまでが長く、だるい。
これ、執筆中も校正中も今もずっと考えていることなんですけど、中盤までろくなアクションシーンが無いのは自分でもどうかと思った。ただ、敵を生やすのもトラブルを起こすのもしっくりこなかったので、主人公の独白と相棒のマリとの会話で凌ぐしか無かった。校正時、ここバッサリきってやろうかとも思ったが止めた。どちらがよかったのだろうか……。

風景描写がひどい
解像度が中途半端になってしまったと思います。精進します。

秘密兵器が古臭い?
当方、ミッションインポッシブルシリーズが好きです!トンデモ秘密兵器が好きです!ということで秘密兵器をとりいれることにしました。最強系じゃない主人公が大勢相手に秘密兵器を使って切り抜けるのが好きなんです。ただ、できたものはあちら。個人的にはかなりイケてるなって思うんですが、一方でなんか古臭くない?って思う自分もいました。noteにアンケート機能ができたらぜひとってみたいですね。

他にも色々合ったと思うんですけど、今は思い出せないのでとりあえずここまで。

キャッチコピーが悪い?
プロモーションが苦手なんですよね。自分が売るってのがよくわからなくて。あと昔からセンスが悪いと言われてきたし。……知らん!俺はこれで行く。ただ、少しだけ売り方は考えたほうがいいかもしれない。俺はメキシコの砂に埋もれるつもりはない。

有料記事にできなかった
いやでも、作品数も知名度も無いしまだ有料記事を書く段階じゃないと思うし…………逆噴射プラクティス10 Failed……
追記7/21に有料にしました。

・執筆と推敲

大体執筆に2~3週間、推敲に一ヶ月ぐらいかかりました。理由はいろいろあるんですが、まあモチベーションですね。

実は(?)4作目、全体の7割ぐらい書き直しています。ほとんど加筆ですがところどころ削ってます(工場に侵入するところとかアレで結構ガッツリ削ってます)それと、色々あって1から打ち直しています。ここがきつかった。実質18000文字を再度打ち直したってことですから、もう手がパンパンで銃なんて持てないよぉ……的な状態になってました。

ただ、すにかなり時間がかかったことに一つメリットが有りまして、それは"自分の作品を冷めた目で見ることができる"ということでした。これまでの作品は、書き上げたら「うっひょー!!!!!すげえ作品ができたぜ!!!!!これはJAS店バービーからRT100000000000000000くるぜ!!!」ってめっちゃ熱を持った状態で誤字脱字をチェックしただけですぐnoteにあげていました。当たり前だけど、見直すと「こいつなにいってんだろう」とか「これは何を表しているんだろう」とか色々出てくるわけですよね。それ身を持って学びました。多分4作目を書いたことでこれがわかったのが一番でかいですね。ま、校正してもまだ誤字はあるのでこっそり直してます。

・作中のネタ等

主人公イヌイ
ほんの少しですが、シルバー事件25区のシロヤブをモデルにしています。あそこまでぶっ飛んでないですけど。そこそこ若くて男でニヒリストなのにしようと思いました。読者にはどううつったのだろうか。

ネコタ妹(マリ)
特にモデル無いです。最初はイヌイ一人で行く予定だったんですけれど、案和尚アクションが少なすぎたので急遽生えたキャラクター。最終的にはかなり好きなキャラクターです。名前は主人公は犬だから猫でいいやという安易な発想でつけました。

イヌイもネコタ妹も、オールドスタイル?と漫画やアニメやラノベにでてくる(偏見かもしれない)に出てくる超人系やぶっ飛んだ殺し屋と違う、そこら辺にいそうな人たちをイメージしました。そしてそこに違和感を感じてもらいたい。殺し屋はどこかしらイカれているんだ。

マチェーテ野郎
つまりトレホ。いやもうこれは仕方がないと思うんですよ。安易に乗っかてるつもりじゃないんですけど、頭に浮かんじゃうんですよ。仕方がないんですよ。許して。


銃のモデルはなくはないんですけど、どれも名前を入れず拳銃・短機関銃などで統一しています。ここで銃の種類は重要じゃないということです。これも解像度を落とすってやつですね。

"限界突破くん"
まあ、あれですよ、圧倒的体格差の相手に肉弾戦で勝つ方法なんてドーピングしかないんですよ。でもただ約売ったり薬飲むだけじゃ面白くないし……せや、ひみつ道具や!ということで作られました。トレホにも作用されないように距離の制約を追加しました。こうしてナーフされていく……。

主人公っぽくない?いや、まあ……。

いや、重要なのはそこじゃなくて"限界突破くん"を使った後に、イヌイのネコタ妹とトレホの呼び方が変わったのは誤字ではなく”限界突破くん”で本性というか理性がとんだ、というか脳にダメージが入っているので思考が少し変化している、というのを表しているつもりです。後付じゃないのよ。……本当だよ!

~~

ということでいろいろ書きました。他にも書こうと思ってたことあったんですけど、案の定忘れたので今日はここまでにしておきます。

俺はパルプで行く。

追記、校正よりも推敲が意味として正しいようなので、読んでてもやもやする場合は脳内変換お願いします。

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