楽しいWORLD OF HORROR ~徐々に進化していくウナギの薄気味悪いエピソード~
この記事にはWORLD OF HORRORのネタバレが存分に含まれています!
この記事にはホラーテイストな画像が含まれています!
Q.WORLD OF HORRORって何?
A.伊藤淳二さんとラブクラフトさんから強い影響を受けた、ローグライトADVホラーゲームだよ。アーリーアクセス中は若干安いので、少しでも興味がある人はぜひプレイしてみてね!
Q.この記事は?
A.メインシナリオの一つを自分なりに日本語翻訳したものです。翻訳がめんどいという方は是非参考にしてみてください。大体合ってるはずです。今回これまで以上に意訳気味なので怒られるかもしれません。でも許して。
本編
古の神々が再覚醒し、狂気に陥った世界への道を模索している。病院、廃校になった教室、静かなアパート、暗い森の中で、奇妙な生物や不可解な現象が、塩川の住人たちの正気を試す。それは祟りによる混沌か、それとも我々の理解を超えた存在による謀略なのか……
プロローグ
あなたが自宅についた時、突然誰かが背中にぶつかってきた。
「知ってる?」
振り返ると、同じ団地に住んでいる友人のカナだった。
「あの変人が帰ってきたんだよ。知ってるでしょ? 魚の研究をしているあいつ」
あなたは肩をすくめ、ドアを開けた。
カナが後から部屋に入ってきて、すぐさまキッチンへ向かった。しばらくして、彼女はソーダを二缶持って戻ってきた。
「今度はどんな変な魚を持ってきたか、興味あるでしょ?」
友達のカナが仲間になった
1
「例の変人が部屋にいくつか瓶を持ちこんでたの。今度はどんな変な魚を見つけたんだろうって思って。それで、あなたに調べてほしくて。わたしができたら良かったんだけど、十中八九にバレてると思うからさ。だめ?」
2
「確かあいつって学校で働いてるんだよね。オフィスに押し入ってみるってのはどう? だめってどういうこと? あいつは帰ってきたばっかりだし、授業が始まるのは来週からだからオフィスはノーガードのはずでしょ?」
heist time!
例の変人のオフィスは空だった。
あなたはいくつかの瓶を見つけた。その全てに奇妙なウナギに似た魚が詰まっていた。
あなたが抗議したがカナは瓶を一つ持ち帰ることに決めた……
3
「こんなうなぎ見たことある? すっごい変! なんか、わたしたちを見てる気がしない?」
彼はそう言って、ウナギめいた何かを落ち着いた様子で眺めながらソーダを啜った。いったいどんな神経をしているんだ?
4
「このアパートの裏であいつがメモを燃やしてるのを見たことがあるわ。行って確かめよ!」
このウナギ、生きている……?
アパートの裏手にて
カナの言う通り、誰かが紙を燃やそうとしていたようだ。その誰かは急いでいたのだろう、何枚かは燃やしきれていなかった。
あなた達は自室に戻り、メモを解読しようと試みる……
――県のウナギ伝説によると、とある強盗たちの村では、訪問者は皆殺しで、死体はウナギが大量にいる湖に捨てていたのだと……
5
「気持ち悪……。あの変人、マジでウナギにぞっこんって感じね……」
あなたは奇妙な隣人を探ることが名案だったのかと疑問に思い始めた。
6
「もっと何かわかるはず。わたし、明日の朝にあいつの部屋に潜り込んで見る。さて、何が隠されているのかな……?」
あなたは無言で肩をすくめた。ただ、この忌々しい瓶をゴミ箱に投げ捨てられればいいのにと思った。
夜
カナがやるといった愚かしいとしか思えないことについて考えながら、あなたは眠りについた。
7
あなたは一日中カナを待っていた。いったいどこにいるんだ?
魚類学
あなたは狂いつつあるかもしれない。
だが、海から何かがあなたを見ていることは間違いないと断言できる。
8
カナは昨日から消えたままだ。
あなたは自身で隣人の部屋を調べることにした。
あなたは慎重に隣人宅に忍び込みキッチンへ足を踏み入れた。
そして、数え切れないほどのウナギの詰まった瓶に驚愕した。
カナはどこ!?
風呂場を調べる
寝室を調べる
逃げる
[>風呂場を調べる
腐水の中に、あなたの隣人の死体が腐敗して膨張していた。
彼の両目は欠損しており、穴からは小さな血跡があらゆる方向に伸びていた。
[>寝室を調べる
あなたはカナを見つけた……
わ……わたし、あいつを見つけたんだけど、眼が破裂して……転んで気絶しちゃって……何かがわたしの眼の中に入ってるの!
急いで病院へ行く!
[>今すぐ彼女の目を潰す!
※とても痛々しい演出があります! 注意!
おびただしい数のミニウナギが潰した眼から四方八方に這い出てきた!
出血がひどいが病院に行くまでもつのか!?
エピソード
あなたはカナを連れて病院に駆け込み、恐怖に怯える大勢の人々の注意を引いた。
カナはすぐさま手術室へ連れて行かれていき、あなたは待合室の椅子に崩れ落ちた。
・・・・・
・・・
・
「ほら、起きてよ。もう三時間も寝てるよ!」
友人の声に、あなたは朦朧としつつも瞼を開けた。
潰れた左眼の上にパッチをかぶせたカナがいた。
「すっごく可愛いカナはいなくなっちゃった。お医者さんには本当のことを話せなかったし、この左目でウインクをすることはもうないだろうし……
……でも、あなたがわたしの命を救ってくれて本当に感謝してるから」
徐々に進化していくウナギの薄気味悪いエピソード 終
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