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楽しいWORLD OF HORROR ~病的な人魚のおぞましい回想録~

この記事にはWORLD OF HORRORのネタバレが存分に含まれています!
この記事にはホラーテイストな画像が含まれています!

Q.WORLD OF HORRORって何?
A.伊藤淳二さんとラブクラフトさんから強い影響を受けた、ローグライトADVホラーゲームだよ。アーリーアクセス中は若干安いので、少しでも興味がある人はぜひプレイしてみてね!

Q.この記事は?
A.メインシナリオの一つを自分なりに日本語翻訳したものです。翻訳がめんどいという方は是非参考にしてみてください。
ちなみに、初プレイ時はエンディングCでした(全5エンディング中)

本編

古の神々が再覚醒し、狂気に陥った世界への道を模索している。病院、廃校になった教室、静かなアパート、暗い森の中で、奇妙な生物や不可解な現象が、塩川の住人たちの正気を試す。それは祟りによる混沌か、それとも我々の理解を超えた存在による謀略なのか……

プロローグ

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その用務員は人魚に心を奪われていた。
人魚に関わる伝承や伝記などを片っ端から集めては、学校の地下室に溜め込んでいた。
そして今、彼は歯止めが効かなくなっていた。
彼は不幸な生徒の体を素材に、彼のためだけの人魚を作ることに決めたのだった。

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学校ではある話題で持ちきりだった。
同じ地区に住む少女が行方不明になっているのだ。
他の行方不明者全員となにか関係があるのだろうか?
街に行って調べなければ。

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片っ端から聞き込みをした結果、そこそこの情報が得られた。

どうやら、失踪した少女たちは皆同じ学校に通っていたよう。

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少女は全員水泳チームのメンバーだったようだ。

もしかしたら誰かが誘拐犯を目撃していないだろうか?

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あなたは手書きでびっちりと書かれたノートを見つけた。内容は、水泳クラブについてと……人魚?

陰鬱な学校へ

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吐き気をもよおすほどの悪臭に足を止めた。誰の仕業か、そこらじゅうに腐った魚の腸が撒き散らされ、数え切れない数の魚の頭が吊り下げられている。
あなたは口元を抑えてゆっくりと来た道を戻った。
窓をカモメの大群が叩く。

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誘拐犯が誰であろうと、そいつは確実に人魚に取り憑かれているだろう。
あなたは実験室で、街の下水道の見取り図を見つけた。

海から直接学校へ続いている小道がマークされていた。

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何かがおかしい。
あなたが大人たちに助けを求めても、みんな奇妙なほどに無関心だ。

あなたは一人で対処しなければならないようだ。

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あなたが学校の地図と下水管の見取り図を比べていると、突如ひらめきが頭をよぎった。
地下室だ!
そこに誘拐犯が少女たちを監禁しているに違いない!

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もう引き返せない。無事であってくれ……

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・・・


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あなたは掃除用具置場のドアを蹴破って中に入った。が、時既に遅し。
最後に行方不明になった少女は、汚れたマットレスの上に横たわっている
──少なくとも、上半身は。

「この子はあまりにも弱かったから死んでしまったよ」
気の狂った用務員の声が聞こえた。
そして、彼はあなたの全身を眺めて言った。
「……君なら、なれるかもしれないな」

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用務員は血まみれの斧を拾い上げ、死体を慎重に乗り越えて近づいてきた

vs MAD JANITOR

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[>ショベルでぶん殴る
[>ランプを倒す
[>マンホールを開けようとする

死体の脇、斧とショベルがランプの明かりを反射して怪しく光る。
室内の血の匂いが深まる。
そして……

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用務員が床に倒れる。
あなたは斧を拾い上げて松葉杖として使い部屋から出た。
傷つき弱っているあなたは、廊下でゆっくりと意識を失った……

エピローグ

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数時間後、警察があなたを見つけた。
しかし、気の狂った用務員の痕跡は発見されなかった。
それでも他の生徒が無事であることが知れたので、今夜は気持ちよく寝られるだろう。

病的な人魚のおぞましい回想録 Aエンド終

・・・・・

・・・

(別の世界線へ)


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[>備える
[>彼の顔に気づく


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「お、おれは孤独だ……」彼はどもり、前に足を踏みだす。
「何年も……俺の中に潜む虚無と共にいた……」
(もう一歩踏み出す)
「毎晩毎晩、海中都市の夢を見る……俺は悟ったんだ……そこが俺の居場所だって……」
(もう一歩)
「そこに連れていってあげよう……」

[>同意する
[>代わりに友達を送る


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仕方なくあなたは手を伸ばし、それを用務員が掴んだ。
彼は、より明るい光の中であなたの顔を見て、何かを考えるように硬直した。
「君は……俺の夢で見た……俺は……君はあそこに行く必要がない……」

彼は笑顔を作りあなたの手を話し、開いたマンホールの中に飛び込んだ。
「いずれ、君はあそこに行く運命にあるんだ……待ってるよ……」

エピローグ

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海底都市の話は気が狂った連続殺人犯の戯言に過ぎなかったのか、それとも用務員は本当に、波の下のどこか深いところに人魚の都市があると信じていたのか。

いずれにせよ、肌にできた腫瘍を皮膚科医を見せる必要があるだろう。
日を追うごとに、それはますます……魚の鱗のように……

病的な人魚のおぞましい回想録 Eエンド終

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