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楽しいWORLD OF HORROR ~月光に照らされた船員達の悲しい冒険談~

この記事にはWORLD OF HORRORのネタバレが存分に含まれています!
この記事にはホラーテイストな画像が含まれています!

Q.WORLD OF HORRORって何?
A.伊藤淳二さんとラブクラフトさんから強い影響を受けた、ローグライトADVホラーゲームだよ。
現在アーリーアクセスですが十分に遊ぶことができるボリュームですよ!

Q.この記事は?
A.メインシナリオの一つを自分なりに日本語翻訳したものです。
これがわたしのポートフォリオ。


本編

古の神々が再覚醒し、狂気に陥った世界への道を模索している。病院、廃校になった教室、静かなアパート、暗い森の中で、奇妙な生物や不可解な現象が、塩川の住人たちの正気を試す。それは祟りによる混沌か、それとも我々の理解を超えた存在による謀略なのか……

プロローグ

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それは一人の漁師から始まった。海の底から本当におぞましい何かを引きずり出してきた。

のたうつ黒いヘドロに漁師は自制が効かなくなるほど魅了された。

彼はヘドロを熱愛し、一週間後のある月夜の晩に少女が漁師のボートが漂流しているところを見つけるまで雲隠れしていた。

舵にかかったランタンは揺れ、心の奪われた漁師が釣りあげた魚に向かって不気味に歌う。

今では多くの漁師が網の中から卑しいヘドロを見つけ始めていた。そして、一人また一人と姿を消している。

まもなく海が彼ら全員をもっていってしまうことだろう。


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あなたはいくつかの噂を耳にすることを願って魚市場で探索をはじめた。
ついでにいつもの店で護身用のバールのようなものを買った。


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何時間も異臭に耐えたが、漁師に奥さんがいたという事実以外は何も得られなかった…
奥さんを訪ねてみるべきかもしれない。


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あなたは漁師の家を訪れたが、すでに長いこと空き家となっているようだ。
あなたはホコリまみれの窓から中を覗き、衝撃でたじろいだ。


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漁師の奥さんがキッチンで倒れていた。
切り刻まれ、黒いマークで覆われている……


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消えた漁師は、きっと誰かに捕まっているのだろう。
あなたは彼らの一人を見つけられることを期待してコソコソうろつきまわる。


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生気のない目の若い男は、獲物をなでながらゴニョゴニョと返事をする。
彼の手の動きがあなたを不安にさせる……


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ゆっくりとしたやり取りの後、若い男は釣りの計画を立てたことを口ごもりながら言う。

フックと網

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あなたは大漁業のためのフックや網を見つけられなかった。見つけたのは、浜辺の中央にある大きな焚き火だった。
あなたは燃える枝をとり、ゆく道を照らした。

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あなたは夜になって、海辺へ全力で駆けた。次に起こることに怯えて……

浜辺で

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満月が雲ひとつない夜空で輝いている。
黒いインクめいた波が不気味に揺れる。

住民は皆よろい戸を閉め、鍵をかけている。あなたの足音が砂の上で静かに鳴る。

己の荒い息遣いと鼓動だけが聞こえる……

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息を切らして波打ち際にたどり着く。

漁師たちの船の明かりが水平線いっぱいに浮かぶ。

暗い空の下で、暗い海を小さな黄色い点が航行する。
ボートに人影を見つけることはできない。

・・・・・

・・・

漏れ出す使徒

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海岸全体がヘドロで黒く染まり、行方不明になっていた船員達の死体をゆっくりと飲み込んでいく。

そのど真ん中に一人、立っているものあり。
そいつがあなたを見つけると、ヘドロは一瞬うねるのをやめた。
そして、半身の死体をおいてあなたに素早く向かってきた。

 戦闘準備
[>松明を投げる

汚物は消毒。コレ、基本。

燃える海岸

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松明をそいつに向かって投げると、ヘドロは一瞬にして燃え上がった。
すぐに海岸全体が火の海と化して、黒い物質と死体と飲み込む。

有毒なガスがあなたを撤退させると共に辺りを覆い隠す。

エピローグ

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間一髪のところだった。
明日の新聞に、乾いて火山灰のようになったヘドロのことが掲載されるのは間違いないだろう。
だけど今夜はもう、熱いお風呂のことしか頭にない。

月光に照らされた船員達の悲しい冒険談 終

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