楽しいWORLD OF HORROR ~ ある恐怖祭の現実離れした寓話~
この記事にはWORLD OF HORRORのネタバレが存分に含まれています!
この記事にはホラーテイストな画像が含まれています!
Q.WORLD OF HORRORって何?
A.伊藤淳二さんとラブクラフトさんから強い影響を受けた、ローグライトADVホラーゲームだよ。
現在アーリーアクセスですが十分に遊ぶことができるボリュームですよ!
Q.この記事は?
A.メインシナリオの一つを自分なりに日本語翻訳したものです。
とうとうクトゥルフ神話を題材とした『The Shore』が発売しましたね。
興味はあるんですけどと日本語がないのがネックですね。
本編
古の神々が再覚醒し、狂気に陥った世界への道を模索している。病院、廃校になった教室、静かなアパート、暗い森の中で、奇妙な生物や不可解な現象が、塩川の住人たちの正気を試す。それは祟りによる混沌か、それとも我々の理解を超えた存在による謀略なのか……
プロローグ
祖母から奇妙な響きの名のお祭り招待状が届いた。
お祭りは二七年に一度、小さな村で行われるらしい。
あなたはあまり乗り気ではなかったが、両親はあなたには休息が必要だと勧めた。
手紙の中には、バスのチケットが入っている。
(ま、変な名前の祭りだからって、何かが起きるという事でもないでしょ)
あなたは自問自答しながらバスに乗り込んだ。
一日目
今日の目標:この奇妙な村を探索
もう胃が限界一歩手前といったところでようやくオンボロバスが目的地に到着した。
バスを降りて、深呼吸してから辺りを見渡した。
この小さな村と田畑は鬱蒼とした森に囲まれているようだ。
さて、誰が待ち受けているのだろうか?
古臭いツナギを来た太っちょが近づいてきた。
迎えに来るといっていた宿の主人のようだ。
彼の後をついている時、彼の手に視線が止まった。
その手は”手”というよりも”螯”と形容するのが正しいほどに変形している……
一日目昼
共に祭りに参加する面々は宿で荷解きをしている。その間に村を探索できるだろう。お祭りは夕方から始まる。
村を探索
[>宿へ行く
時間を飛ばす
埃っぽい部屋
部屋は埃っぽく、何年も使われてないにみえる。
もしかして、二七年前のお祭りの後は誰も掃除してないのでは?
机の上には利用可能なアクティビティリスト表が置いてある。
[> 温泉?いいじゃんいいじゃん
ちょっと休憩
ビバノンノン♪
一日目夕方
お祭り会場が開かれている。下見したほうがいいかも?
[>お祭りを楽しむ
村を探索する
宿へ行く
時間を飛ばす
お祭りが始まるまでにはまだ時間がある。
地元の人達は屋台の準備や飾り付けで忙しそうだ。
いくつかの屋台はすでに開いている。
わたしは未だにこのお祭りとやらに感じる得体のしれないおかしさを拭いきれない。
──遅くなってきた。
[>お祭りを楽しむ
お土産を買う
友だちを探す
「さあさあいらっしゃい! 楽しいゲームで運試しをしてみないかい?」
チケットを一つ
[>チケットを二つ
「よぅし、スペシャル賞をプレゼントだぁ」
不気味な売り子は村の地図を手渡してきた。ある建物に赤い丸印が付いている。
一日目夜
早速もらった地図のマークされた場所へ行こうとしたが、不思議な力で遮られてしまった。がーんだな……出鼻をくじかれた。
仕方なくまtらしても祭り会場へ向かった。まだ準備中だった。
[>お土産を買う
わんわんお! わんわんおじゃないか!
二日目
今日の目標:お祭りについて更に情報を集める
奇妙な音で目が覚めた。あなたは窓に近づき外を眺めた。何も見えなかったので布団へ戻ろうとした時、突然厚い雲の向こうから月が顔をのぞかせた。
三人のフードを被った人物が森の端に立っていた。彼らは一人ずつ松明に火をつけて、木の陰に消えた……
今のは何だったんだ?
そして、奴らは?
彼らは全員奇妙なマスクをかぶっていた。
彼らを追うべきか、お祭りの情報を集めるべきか。
二日目朝~昼
森から聞こえてくる奇妙な音が寝かしてくれなかった。一体何だったんだ?
[>森を探索する
森を散策したが、お金を落としてモンキーレンチを拾っただけで、めぼしいものは見つからなかった。
二日目朝~夜
何かが木々の裏から視線を感じる。
[>森を探索する
夜の森は恐ろしく不気味だった。奇妙なイヌのような何かが声をかけてきたので逃げ帰ってきた。ショベルを持っていたらやってたとおもう。
三日目
宿に戻ると、マスクの二人組の会話が耳に入ってきた。
彼らによると”なにか”が次の夜明けに目覚めるらしい
一体全体なにが?
ここは安全ではないだろう。
あなたはナイトスタンドで部屋の扉を塞ぐことに決めた。
お祭りは明日終わり。油断はできない。
三日目朝~昼
村人がわたしの動向を常に追っているように感じる。
森だ。森になにかあるに違いない。取り返しがつかなくなる前にそのなにかを見つけなければ……
三度森探索を敢行したが、徒労に終わり、焦りだけがたまる。
三日目夜
突然、静寂が村を支配した。なぜ?
[>お祭り会場にいく
わたしを待っていたのは血みどろの惨状……
誰ひとりいない。観光客も、地元民も。一体どこへ?
夜、一人
今日の目標:消えた人々を見つける。
血痕と悪臭漂うヘドロの跡が村の外れへと続いている。
暗い森のどこかで、答えが待っているはずだ……
いざ森へ
さて、深い森の探索だ。本来ならば迷って迷って迷いまくることだろう。
しかし、これまで何回も足を運んだ甲斐あって、すぐに廃工場を見つけることができたのであった。
皆、個々に連れ去られたに違いない!
キャンプでギリギリまで休んでから、意気揚々と廃工場に突入した。
・・・・・
・・・
・
工場内を探索していると、宿の窓から見た仮面人間に捕まってしまう。
縛り上げられ、カルト長の元へ運ばれった。
「我々は君が来るのを知っていたよ」
奇妙なマスクの向こうからしゃがれた声が聞こえた。
──これ、祖母の声だ!
推定祖母は、後方の扉を指差した。
「我々のマスターが最後の生贄を待っている」
[>もがく
・・・・・
・・・
・
・
BANG!
轟音とともに太古の恐怖が消え失せ、カルト長が手で肩を掴みながら床に倒れた。
あなたが意識を失うまえに見たものは、懐中電灯の光と穴に落ちようとしていたあなたを救う警察官の手だった。
――――
同日、尋問してきた刑事たちに、あなたが見た出来事──村に飛び散る血痕、儀式や気味の悪いバケモノなど──を話すと彼らは混乱した様子を見せた。
話によると、村は廃墟と化しており、血の痕跡はどこにもなかったと。
古代の恐怖を見ていたのはあなただけだった。
エピローグ
人々は無事だったが、カルト長を捕まえることはできなかった。
もし儀式を止められていなかったら何が起きていたのだろう。
そんなことを思いながらあなたはオンボロバスに乗り込んだ。
ある恐怖祭の現実離れした寓話 終……?
コレで終わりだって?
祖母に騙されてこんな辺鄙な村に来た結果、ぶん殴られ、殺されそうになって……
最後は何もかもが消え去ってすべて無かったことになって終わり?
そんな結末は望んでない。
…………
必要なのは勇気と正気、わずかばかりの狂気。最悪でも死ぬだけ。
いくよ。
別時間軸へ……
・・・・・
・・・
・
別時間軸
同じようにオンボロバスに乗りこみ気分が悪くなりながら村へ。
宿に荷物をおいて、永遠に準備中のお祭り会場へいき、気味の悪い店主が行う運試しゲーム。印のついた地図。同じことを同じようにする。
ただ、わたしの部屋にかかっていた掛け軸に、隠し穴を見つけたのが新しい発見だった。
あなたは何かが絵の上を動いたのを見て、驚き体をこわばらせた。
なんと、絵には穴が空いていた!
隣の部屋から覗かれていた?
[>隣の部屋に殴り込む
壁の穴について不安と怒りを感じながら、部屋を出て裏口から宿に入り直し、つながっている部屋を探した。
ようやく見つけたと思い入ると……叫び声が轟いた!
そこにいたのは、なんと宿の主人だった。
[>ひたすら蹴る
変態が落としたマスクを拾い上げた。
なるほど、わたしは初めから監視されていたということだったのね。
三日目夜、やはり村からひとけが無くなった。わたしは森へ向かう。そして廃工場を見つける。わたしは廃工場に入る。
──そして、またしても捕まる。もちろん今回はわざと。
さあ、最終決戦だ。
バケモノが召喚される直前に拘束から抜け出して走る。
もちろん逃げるためではない。わたしは儀式をぶち壊すために来たのだ。
狙いは詠唱中のカルト長──つまり祖母。人生は常に残酷なものだ。
祖母は震える手でナイフを繰り出してくるが、年寄らしいあまりにもおそまつな斬撃。当たるわけがない。ゆうゆうと避けて老体を全力で蹴る。
祖母がマスク越しになにか言っているが聞き取れないし興味もない。
バケモノがこちらに出てこようとするたびに、世界が着々と破滅へ近づいているのをい感じる。
そんな状況であっても、わたしは恐ろしく冷静だった。
しばらくすると祖母は動かなくなった。
全ては一瞬だった。
周囲の物が揺れて崩れはじめ、同時にカルティスト達が突然倒れていった。
カルティストの多くはコンクリート片に押しつぶされて死んでいく。
あなたは幸運にも彼らと運命をともにすることなく、工場から脱出することができた。
あなたは一体何が起きたのかと思いつつ、カルティストのフードを握りしたままバスに乗り込んだ。
ある恐怖祭の現実離れした寓話 タイムラインB 終
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