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⑵ 切迫流産②

朝になり
彼が付き添ってくれて受診。

あれから出血は 今のところ治っている。


いつもは数時間待ちの診察も、
事前に連絡していたので
スムーズだった。


診察台からモニターを観る


とくとくとくとく
心拍も見えた、、良かった、、、!泣



新しい出血はしていなかった。

中を洗浄したので後で
お水が出てくるかもしれません と説明を受け、
院長とのお話に代わる。



「念の為1週間、仕事はお休みしてください」


はい、と答えたものの
頭と気持ちは裏腹なまま 診察が終わり
彼の待つ車に戻る。




彼が 何も言わずに迎えてくれる


「心拍確認できたよ」

「おたまちゃん、強いやん」


「仕事1週間休まないと。」
また涙が出てくる。 


「それは何の涙?」

状況に気持ちが追いつかない。



彼がやっと深呼吸し、
電話と一服をしに外に出た。


帰りは遠回りして、
郊外にある人気のパン屋さんに寄って帰った。

私たちはパンが大好き。
彼の優しさは、
決して分かりやくすはないんだけど
こういう時の気遣いに、救われる。



帰宅して、好きにパンを食べ漁り
一息ついたころ

あの嫌な感覚。

病院でお水が出てきますと説明を受けていたので
トイレで確認する



違う、出血していた。それも鮮血。

さっきまで止まってたのに、
病院では大丈夫だったのに、、!



初期のあれこれは母体側の問題でない場合が多く、
病院でも大した処置は出来ない事は
説明を受けているし、理解もしている。

でもどんどん流れてくる鮮血を
仕方ないと割り切る様な器量は
あるわけない。





泣きじゃくる私を見る彼の様子も居た堪れなかった。



それから寝るまでに
ナプキンを2回替え
朝起きると 夜用が真っ赤に染まっていた


朝一で病院に電話を入れる


今日はよりによって、彼も
少し前から疑いのあった胆石の検査予約日だ。
しかも物凄く痛がっている。

幸い私に強い痛みはない。
彼を病院に送って、私も自分の診察へ向かった。

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