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一口馬主的よもやま話~未勝利戦と新馬戦

こんばんは、竜神です。一口馬主歴も今シーズンで15世代目になっています。どちらかと言うと一口馬主における感覚的な話を独断と偏見でお伝えしたいと思います。ちょっとブラックなので閲覧注意です(笑)

出資馬の1勝までのサイクル

競走馬(出資馬)がデビューしてから1勝するまでには新馬戦でデビューし、勝てればよし、勝てなければ未勝利戦を戦って、未勝利戦終了までには勝ち上がらなければなりません(※1)。出資馬の引退がどの時期になるか、まず大きな関門が1勝・未勝利脱出となります。
その際に大きく関わってくるのは調教師の戦略です。人間である以上、能力的な差は必ずあります。次年度以降の出資のために調教師の行動、引いては能力を判断するのは、かなり大きなポイントとなります。
※1 地方出戻りもありますが。

2歳での新馬戦以降の時期や、未勝利終了間際になると、走る馬そのものにフォーカスを当ててしまいがちになりますが、調教師の考え方や戦略、熱意や粘りを確認する良い期間となります。特に、能力の低い馬に対した時の調教師の行動には能力が顕著に現れますので注視しましょう。
調教師は絶対ではありません。出資の際に選択を出来るのは、馬と調教師だけなので、シビアに比較できるデータを収集していきましょう。

新馬戦までにおける注目ポイント

牧場や外厩からのコメント始動開始(入厩時期など)の相違は無いか。
 結構、厩舎内でのパワーバランスで平気で使わない調教師もいます。
・新馬戦で、減量騎手・所属騎手を起用しないか。
 経験上、減量騎手を配して後々うまくいったケースって少ないと思います。新馬は競走馬としての基礎を作る重要なレースです。そこで経験の少ない騎手を起用するのは目先しか見ていない証拠です。本家の高馬を減量騎手でデビューさせる調教師はいません。そういう事です。
・新馬戦で大逃げなど注文を付ける事は無いか。
 レースに参加してないうちから戦法を決め打つ事は良い事ではないです。
 競走馬の能力を狭めるような、短期的な目線で勝ちに来る調教師は能力的に疑問があります。(新馬戦だとうまく行く事もあるがその先苦労する事も多い)
・新馬戦1戦で外厩に戻すことは無いか。
いろいろ理由を付けて戻す事もあるかと思いますが、このパターンをやる人は大概ダメです。若しくは馬に早々に見切りをつけています。1回使って、折り返しでもう1戦。そこまで使ってこそ馬の変化も期待できます。
・新馬戦or2戦目を使った後、3か月以上の休養を取っていないか。
このパターンもうまく馬房を回せていない事が多いです。若しくはその馬に見切りをつけている場合ですね。

以上のような事をするかしないかは、かなり調教師ごとに違ってきます。クラブによって対応を変えている場合も有るのでそこはしっかりと観察すべきです。(個人馬主と区別するのも再度見かけるようになってきました。)

未勝利戦における注目ポイント

・戦績が悪い場合、放置期間が長くなっていないか
 戦績が悪い場合、ある程度は使っていかないと打開できません。外厩に投げっぱなしなのは熱意が足りません
・あまりにも同じ条件を使い続けていないか
ポリシーを持つのは大切ですが、結果が出ない場合は可能性を探っていく事も必要です。固定観念が強い場合は、良い馬が入った時も同じ過ちをしかねません。
・自厩の所属騎手・リーディング下位の騎手しか使わない
誤解している人もいるかもしれませんが、少なくとも中堅程度の騎手であれば、調教師の熱意が有るのに全く騎乗依頼を受けない事はあり得ません(何人か当たれば大概何とかなる)。戦績が優れなくても騎手を替えない、年間一桁しか勝てないような騎手手配しかしない場合、調教師が手を抜いてる可能性が高いです。
・敗戦後、節が足りない事を理由に直ぐに外厩に出す。
これも結構調教師サイドからは出る話ですが、実際のところエアポケットのように枠が開くことがあり、そこを狙う調教師もいます。外厩に出せば可能性はゼロになるので、それは馬房を回すための言い訳で有る事が多いです。(若しくは調教師の中で勝ち上がりを諦めている)
・地方交流戦の検討すらしない
これはケースバイケースの事もありますが、今は交流戦の勝ち上がりを計算に入れる調教師も多いです。ダートを使っているのにそこの検討をしないのは熱意か、能力が足りない可能性もあります。

最後に

ここまで書いてきましたが、結構長くなったなぁ…(笑)
あくまで以上は竜神の独断と偏見なので、『いや、そんな事ねーだろ、このにわかが!』と思う所は容れて頂かないのが良いかと思います(笑)
有料記事でもありませんし。結構、批判めいた内容にもなってますしね。
ただ、最終的にお伝えしたい事は二点ありまして、

1.調教師の真意は、言葉ではなく行動のみに現れる
2.良い馬、強い馬に関しては問題は噴出しにくい

と言う事です。特に調教師の評価に関しては、出資していた馬によって変わると思います。ただ、2.の点は大きくて、他者の評価を参考にするなら、うまくいかなかった馬に関する意見を参考にするのが間違いないと思います。次に入厩する自分の馬が強いとは限りませんからね(笑)
馬の能力は出資時に把握する事は出来ません。ただ、人がどんな仕事をするかは、概ね推し量る事は可能です。今現在、勝ち上がりに関してかなり苦労している出資馬もいると思います。そんな時は調教師の真価を見極めるチャンスとして捉えたいです。それを肥やしにしないと・・進歩も無いですからね。
ブラックな文章、ここまでお読み頂きありがとうございました。

追記
真面目な厩舎検討をするのであればこちらの方の記事がお勧めです。

数値的にきっちり検証されてますので、かなり役立つと思います。
正攻法ならこっちです(笑)




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