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思い出の曲 La Flavour「Mandolay」

昨年、65歳、前期高齢者になった僕ですが、こんな僕でも当たり前ですが、若い10代、20代だった頃もありました(;^_^A

ちょうど大学に進学し、東京暮らしをしていた1980年前後は、空前のディスコブームでした。
アメリカから、ヨーロッパから、多くのディスコミュージックが流れ込み、街はディスコミュージックで溢れていました。

よく遊びに行った新宿にも、大小数多くのディスコがありました。貧乏大学生だった僕は、大型のディスコではなく、入場料(1杯のドリンク付き)500円の小規模なディスコに、週末になると、友達と一緒に遊びに行っていました。

音大生だった僕ですが、もちろんクラシック音楽だけでなく、大衆音楽にも、みんなと同じように興味がありました。

そこで流れるディスコミュージックは、今まで味わったことのない新鮮さと斬新さを持っていました。
外国の音楽でも、有名ミュージシャンの曲は、知っている友達も多く、「この曲いいね」と言うと、すぐに誰かが、アーーティスト名や曲名を教えてくれました。

友達と一緒にミラーボールが輝くお世辞にも広いとは言えないダンスホールで適当に一晩中踊ったものでした。
1杯500円で一晩中遊べたんだから、安上がりでした。

そんな中、個人的にすごく気に入った曲がありました。ただ、メジャーな曲ではなかったようで、友達に聞いてもタイトルは知らないと言うことでした。
内向的な僕は、お店の人に曲名を尋ねることもできず、自分で調べようにも、ネットもない時代だったので、ずっとアーティスト名も曲名も知らないまま、時は過ぎていきました。

それからネットが発達し、何度か調べようとしたのですが、見つかりませんでした(まあ、真剣に調べてなかったのかもしれませんが)。

曲の中で、何回も「マンダレー」と歌っているように聞こえて、ミャンマーのマンダレーのことだろうかと、マンダレーで検索したりしていたのですが、ヒットしませんでした。

先月末、YouTubeで、70年代後半から80年代前半のディスコミュージックを手当たり次第に聴いていたのですが、懐かしい曲はたくさんあったものの、僕の一番好きだった曲はありませんでした。

ダメ元でもう一度、英語でMandalayで検索したところ、「Mandolay」でヒットした曲がありました。
聴いてみたところ・・・
感激でした!20歳の僕が大好きだった、あの曲でした。
僕が「Mandalay」だと思っていた部分は「Mandolay」と言う女性の名前だったようです。

La Flavourと言うグループの「Mandolay」と言うタイトルの曲でした。
なんと46年ぶりに僕の好きだった曲の曲名が分かり、聴くことができました。
思わず、涙が出てしまいました。
聴きながら、僕の青春時代が、走馬灯のように頭を駆け巡りました。

人生で初めて付き合った人と一緒に踊った曲です。

昨今、検閲規制が問題になっているYouTubeですが、その問題は置いておいて、YouTubeに感謝です。
もう一度聴けて良かった。
若く、輝いていた(オーバーですが)自分を思い出すことができて良かった。
これが、音楽最大の魅力かもしれません。
懐かしかった。嬉しかった。

あの頃、良い時代だったなあ。


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