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明日はついに文学フリマ東京38です!

こんばんは。大倉書房代表の大倉基季です!
本日のnoteは明日開催の文学フリマ東京38の告知となります。
すでに大倉書房Twitter(Xと呼びたくない)ではお品書きやそれぞれの本のコンセプトを呟いていますが、改めて私代表からご紹介いたします。


まずは、ブースの紹介から!

Aがとても素敵なお品書きを作ってくれたので、皆様に自慢したいです。当日はこのお品書きに加え、ポスターも持って参ります!

第一会場C-15でお待ちしております!


□既刊本シリーズ

さて、前回の出店は鏑木昏暁氏の『終の一語』(ついのいちご)刊行記念イベントかのように、『終の一語』を中心としたラインナップを頒布いたしました。
今回の出店でも、その一部を頒布いたします。

このような感じで既刊本・グッズを展開いたします! 

□新刊ラインナップ

それぞれ既にTwitterで紹介済みですが、改めてご紹介いたします!


倉持龍『雪国へ そして海へ』

本作は、「貴方」へ贈るために綴られた、随想と小説からなる散文集です。

雪を思わせるカヴァーは、まるで雪を踏みしめたかのような音がします。

書物を作ること、そして本を読み、書くこと……。本を読むとは、本を作るとは、今ここにいない「貴方」を思い続ける営みのことではないのか、と倉持龍の本作りの様を見ながら思いました。

ヘッダー画像にも使うくらいお気に入りの一枚です。著者がどうやって本を見ているかを知っている「貴方」ならば、この手紙に気づくはず。

一見すると、大倉書房らしからぬ、静かな美しい本ですが、実は様々な仕掛けとこだわりが詰まっています。
こんな本にこそ、大倉書房の真髄は見出だされるのかもしれません。


滝ノ世こずへ『拝啓、ゆうれい様へ。』

こちらは、委託本となります。

夕方の時間、「君」との寄り道帰り道。しかしその道はただの道では無いようでーー

深緑に染められた写真と短文で、個人的な思いを不器用に綴った本作。絶対に届かない思いを、少しだけ覗いてみませんか?

私の勝手な推察ですが、「ゆうれい」と平仮名で書かれているのがポイントなのではないかと。


キュリアスの紙にゆらぐ深緑のインク。

図らずも、上記の2冊には届けたい相手……つまり二人称の誰かがいます。
本は、手紙に似ています。この手紙を受け取った読者は、その書き手と友にならなければなりません。
大倉書房は、本と本とのつながりを大切に、今日も明日も本を作り続けていこうと思います。

(代表)

雪に埋もれた高浜虚子の句碑。
こうして雪の中に言葉は刻まれていく。

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