簿記2級、3級は合計3か月で合格できる。

僕は昨年、簿記2級に合格しました。

学習期間は、3級と合わせるとだいたい3か月でしょうか。

思ったよりすんなり合格できたとは思いますが、結構苦労されてる方もいらっしゃいますね。

そこで、僕が簿記2級をクリアした方法を皆さんにシェアしたいと思います。

試験を受ける前にやること

まず、試験の日程を確認し、試験日を決定します。

簿記2級はそんなに難易度が高くない(合格率20~50%)ので、次に受けられる試験日を目標にしたらいいと思います。

試験日を決定したら、参考書と、電卓(持っていない人)を買います。

参考書は、3級、2級商業、工業それぞれ1冊ずつ、本屋に行って気に入ったものを選べば大丈夫です。

シリーズはそろえた方がいいと思います。

参考書を準備したら、試験勉強のスケジュールを作成しましょう。

目次や中身を見ながら、一回の学習量を設定します。

一回あたり、長くても2時間以内。

これ以上長くとると、他の活動に影響が出ますし、集中力も持ちません。

また、試験前日まで新しいことを覚えるようなスケジュールはだめです。

試験1週間前までに、すべての範囲を終わらせるようにしてください。

ここまでできたら、かなり合格に近づいたはずです。

商業簿記のヒント

3級と2級の商業簿記において、必ずできないといけないこと。

それは、「勘定科目を正しい位置に書くこと」です。

貸方、借方を間違えるだけで、貸借対照表も損益計算書も作成できなくなります。

僕なりの覚え方を解説します。

「財産と権利は資産」

「義務と債務は負債」

「店の元手は純資産」

「Iが左、Uが右」

「増えたらそのまま、減ったら逆に記入」

収益と費用は、普段使う言葉といっしょの意味なので省略します。

例えば、買掛金、前受金は「後でお金を払う義務」のことなので負債です。

前払金、未収金は、「後で何か(お金)を受け取る権利」になるので、資産です。

そして、「Iが左、Uが右」とは、資産、負債、純資産、収益、費用の基本位置の覚え方です。

「資産(Sisan)、費用(Hiyou)」が左側(借方)、「負債(Husai)、純資産(Junshisan)、収益(Shueki)」が右側(貸方)、と覚えましょう。

それぞれ、増えたら基本位置に、減ったら逆側に記入します。

例えば、現金(資産)が増えたら左側(借方)に書き、減ったら右側(貸方)に記入します。

これだけ覚えれば、ほぼすべての仕訳はできるようになります。

仕訳ができるということは、貸借対照表も損益計算書も作成できるということです。

工業簿記のヒント

なにが原価の「直接費」になるかをまず覚えましょう。

直接費は、「その材料、費用がどの製品に使われたか明確な」ものです。

細かく分けると、直接材料費、直接労務費、直接経費の3つです。

逆に言うと、どの製品に使われたかわからないもの、どの製品にも使えるものは、すべて間接費です。

工業簿記は覚えることが多そうですが、問題を何度も解いていけば、計算のコツは必ずつかめます。

解説を読む→問題を解く→間違えた問題をもう一度解く

これを地道に繰り返しましょう。

短期集中で何度も繰り返す

上でも書いていますが、試験勉強の期間を長くとるより、短期間に集中したほうが、学習効率はいいと思います。

短期集中で、何度も問題を解く。

みなさんも、簿記2級合格めざして頑張ってください。




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