かもしれ
こんにちは、市童です。
昨日は火曜会でした。神保町らくごカフェ。
朝枝さんと久しぶりの二人会でした。
お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。
この日は私がトリだったんだけど、私が上がった瞬間に帰った人いたね。急用だったのでしょう。
急用ならしょうがない。急な用事ということです。私に分かるようにわざわざ。
だいぶショックだよね。一席目がお気に召さなかったかな。まあ、あのネタじゃしょうがないけど。
私はその程度なんだなと思うと、なんだか笑けてきて、いい塩梅に力が抜けました。そうか、このぐらいの力でいいのかもしれない。
色んなことがあります。
本当に用事だったのかもしれないしね。不確定なことで自分の心を動かしてはいけません。
でも、本当に力がすっと抜けたんだよな。あの感覚はいいかもしれない。かえってよかったかもしれない。畏まってやろうとするからいけないんだ。
かもしれない。かもしれない。
前座のとき、とある落語会のトリが上がる前で、ぞろぞろぞろぞろと帰るお客さんを見たときには、ちょっとひきました。すぐに渡すわけにいかないので、スローモーション高座返し、めくり返し。前座がよくやる、めくり台の横に座って待つのは、トリ前だと不自然なのでね。帰るんなら、早くお帰んなさいませと思った記憶。みんな急用だったのかな…。
色んなことがありますね。他のお客様に迷惑をかけていなかったら、なんでもいいと私は思います。
携帯の電源を切る。それだけお願いします。
これからもよろしくお願いします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?