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ほくとぴあ

どうも、市童です。

昨日は北とぴあ若手落語家競演会でした。
奨励賞というものをいただきました。
2番目に良かったねという賞です。

お越しくださいました皆さま、本当にありがとうございました。私に一票入れてくださった方、神です。本当にありがとうございました。

ちゃんと書きますけど、めちゃくちゃ悔しいです。悔しくて悔しくて、どうにかなりそうなくらいです。奨励賞おめでとう!って言ってくださる方、本当にありがとうございます。来年の披露目に来てね。約束よ。

古市憲寿が突然現れて「二位で嬉しかったですか?」って言われたら、ぶん殴ります。私が政治家じゃなくて良かったです。

開場前に行われたくじ引き。1番目だけは嫌で「1番はイヤだ1番はイヤだ…」と、ハリーポッターの組分け帽子よろしく祈ったのですが、結果は「…スリザリン!!」
出番順1番をひいたときに全身の力が抜けました。前回酷評された賞レースと同じトップバッター。くじ運悪すぎ。よりによって1番をツモるかね。一生懸命やってきたのに、神様は見てくれなかったんだ。神様なんかクソくらえです。英語で言うと、ホーリーシット!です。

自分の出来る、お客様が喜んでくれるだろうなという噺をトップバッターで最大限やりました。お囃子さんや前座さんのお力もあって、お客様と間合いを少し取れたような気がしました。普段しない緊張をしてしまい、色々間違えましたが、それでもお客様はたくさん笑ってくださって、とっても楽しかったです。

トップバッターだったからとか、どうでもいいんです。大賞をとって賞状を持って、師匠に報告したかったなぁという、それだけです。

器用じゃなかった。トップバッターだったら、もっと記憶に残るような、強烈なムーブをしなきゃダメでした。七段目はそれだと思ったのですが、ダメでした。「何だかわからないけど、すごいね」ってところまで行きたかった。この会は北とぴあ落語若手競演会であり、北とぴあ何人お客様呼べるか競演会であるということをちゃんと理解しきれていなかったです。やれることはたくさんあったはず。反省点です。

大賞を獲った希光さんは完璧でした。あの日来たお客様にフィットしていました。素晴らしいです。

何年か前の前橋若手落語家選手権という、今回のような類の選手権も希光さんが一位、私が二位でした。勝てません。悲しいです。これも縁です。

今、目の前にいるお客様に楽しいと思われなきゃ、いくら良かったよ、上手いね、そのままの市童さんでいてねと言われてもご飯は食べられないのです。そういう職業です。

とりあえず、北区キライ。北区は埼玉にあげることに決めました。私の中で。

「大賞、おめでとう!!」とかやって、拍手もしたけど、大人だから。大人でありたかったから。

このブログを見てくださってる方に、死ぬほど悔しかったと伝わればいいです。

頑張るぞ。来年は真打だ。
来世はイケメン落語家になりたい。

皆んなで記念撮影
ゲストは林家彦いち師匠でした
優しい眼差し、ステキです
自分の出番に向けて
音楽を一人で聞いていた一刀さん
アスリートかよ


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