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マンションを購入すると日常の管理に必要となる管理費や、将来的な修繕に備える修繕積立金を毎月負担することになりますが、修繕積立金の支払い方法にはじつにさまざまタイプがあります。

例えば、一定の金額を毎月積み立てていくタイプもあれば、段階的に増額していく増額タイプ。

また、段階的に増額しながら一定のタイミングである程度まとまった金額の一時金を一回徴収するタイプや2回徴収するタイプなどさまざまです。

ちなみに、どのようなタイプであったとしてもポイントになるのは、長期修繕計画、あるいは長期修繕計画案として25~30年後に必要となる修繕工事費の累計金額に修繕積立金累計金額が足りているかいないかといった点。

なお、こういった点を見抜くのはひじょうにカンタンで、25~30年で組まれた長期修繕計画(案)の一番右側の棒グラフ(修繕工事費累計)の頂点のところに折れ線グラフ(修繕積立金累計)の頂点が到達しているかどうか確認するだけ。(折れ線グラフの頂点が棒グラフの頂点を越えている場合は余裕あり)

ご自宅やこれから購入しようとしているマンションの長期修繕計画(案)が気になったらさっそく確認してみましょう。

もし棒グラフの真ん中あたりに折れ線グラフの頂点がきていたら計画通りの修繕ができない計画になっていますから、毎月支払う修繕積立金が突然値上げされたり、多額の一時金が徴収される可能性があるばかりか、必要な時期に必要な修繕工事を行なうことができないため、残念ながら建物はどんどん傷んでいく可能性があります。

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