見出し画像

ありがとうアルボラーダ 〜タロウ、自由契約になる〜

こんにちは。

タロウ(@r_o_b_3333333)です。

タイトル通り、7/1 を持って大友隆太郎は自由契約(契約先なし)となりました。
誤解のないよう先に伝えておくと、お互い円満な契約満了となっております。笑

今回はアルボラーダへの感謝と短期的な目標について書いていきたいと思います。

長くなりますが最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

お互いに『失敗したかも...』

正直いうと僕の最初のアルボラーダへの所感は『やばいところ来てしまったかも』でした。笑

学生が多く、プロ意識のない選手ばかり。練習を個人的な用事で休む選手も多々...。

これで上手くなれるのか、オレ....。

本気で思いました。

逆に後日談ですが、中祖さんも僕に同じようなことを思っていたみたいです。笑

『シュートもパスも上手くないし、身体の扱い方は下手。』

確かこんなところだったと思います。

今振り返れえば当時の僕は今ほどシューティングしていなかったし、今ほど考えてシューティングしていませんでした。おまけにバスケットボールIQは皆無で感覚バスケ。身体に至ってはガリガリで身体はガチガチ。中祖さん、あんな僕によく投資してくれましたね...。笑

ちなみに3x3でプロとして生活していけるだけのお金をもらっている選手はごく少数です。そんな3x3業界において地域リーグでプレーすることを含めると言っても当時の僕にそんなお金を出すなんてクレイジーです。自分で振り返ってもそう思います。中祖さん、あなたクレイジーです。感謝してもしきれません。

アルボラーダとしてのデビュー戦はJAPANTOUR秋葉原ラウンド。

当時の僕はこの大会が何かも分かっていませんでしたし、3x3のルールすら危うい状態でした。結果は確かどこかに1回勝ったはずなんですけどそれ以外は覚えていません。キツすぎてほとんど覚えていないんです。笑

『やたらキツいし、なんかDFめっちゃ押してくるし、そんな状態だからシュート入らないし何だこのスポーツ!オレ全然向いてないんじゃん!やべー才能ないかも...ていうかバスケ下手すぎオレ。』

本気で思いました。

ちなみにその次の日は確か地域リーグ。(順番逆かも)

ここでもミス連発。

『死にたい。バスケ向いてない。こんなオレが金もらっていいのか。』

アルボラーダでのスタートはどん底から始まりました。

自分で気がついた時に初めて人は変われる

それからの詳しい話については今回割愛しますが、アルボラーダのおかげで僕は大きく成長できたと感じています。

アルボラーダの指導は学生が多いこともあり育成が中心です。
ただし、育成と言っても1から10まで教えることはしません。選手に考えさせます。

ある選手がいるとします。選手の能力を1から5で表すとして、その選手が3の能力を持っているとしましょう。チームとしては5の働きをして欲しい時、多くの指導者は5を教え込みます。しかし、こう言った指導は多くの場合上手くいきません。

ではアルボラーダの場合どうするか。自分で5に気付くためのきっかけを与えます。もし選手が4までしか気付けなかった場合でも5を詰め込みません。3から4に気づけたことを尊重します。自分で気がついて変わることを最重要視しているのです。

この指導方針のおかげで僕は好き勝手バスケットボールに向かい合うことができました。24時間使えるアルボコートで朝からシューテイング。おまけにウェイトトレーニング器具まで併設してあり、肉体改造。大きくするだけでなく使い方も指導してくれます。そして夜はチーム練習。空き時間はバスケについて考えて各練習でその考えを実験する。とてつもなく充実していた時間でした。しかもこれらの事は一切強制されることはありませんでした。自分で必要だと気がついたから取り組むことができたのです。まんまとはめられましたね、いい意味で。笑

正直はじめはアルボラーダの指導方針にイライラすることもありました。

『できない子に対しては早く教えてあげてよ』みたいな感じです。笑

けど自分がそうだったので今では身に染みてわかるのですが、人って強制されたことは続かないんですよね。自分でたどり着いて初めて自分の中に残るんです。これは中祖さんからよく言われていたことなのですが、今では僕もそう思うようになりました。自分でたどり着いたおかげで。笑

また、高校生や中学生など自分よりも上手じゃない子たちと一緒に練習することも多く、はじめは練習にならないなーなんて思っていたんです。けどそれも間違いでした。彼らに教えるためには知識を言語化してアウトプットする必要があります。その過程で今までぼんやりとしていた僕の中の経験が整理されていったんです。よくインプットするだけじゃなくてアウトプットして初めて自分のものになるっていうじゃないですか?完全にあれです。笑
気がついたら自分のいい練習になっていたなんてことが多々ありました。

アルボラーダ、ありがとうございました。

アルボラーダには感謝してもしきれません。アルボラーダのおかげで選手としてだけでなく、人間的にも大きく成長することができました。

ちなみに僕、個人的には『人間的に成長できました』って何かという風潮が嫌いです。『どうせ定型分的なやつでしょ』って考えてしまうひねくれた人間なんです。

でもそんな僕が本気で人間的に成長できたと感じています。もはやそう感じてしまいました。(もちろんまだまだ未熟ではあります)

これまではただバスケットボールをプレーすることに必死でやってきましたが、バスケットボールを通じて物の見方がこんなにも変わることがあるんだなと驚いています。

中祖さん、アルボラーダの皆さん、2年間本当にありがとうございました。

今後どうするのか

今後の契約先については何ひとつ決まっておりません。

笑えない状態です。

毎日がドキドキハラハラ、スリリングな毎日を送っております。

ただし、短期的な目標は決まっています。

Bリーグへの復帰です。

コロナによってWorldTourの予測も立たない状態で国内大会もPREMIERリーグ中止。自分がバスケットボール選手としてこれ以上上に行くにはこれがベストだと考えました。

かなり難しいことは自分でも分かっています。正直この目標についてはnoteに書くか迷いました。客観的にみても今の状況のBリーグに入ることはかなり難しいので。しかし、この2年間でどこまで成長したのか確かめたい自分がいます。まずはチームに入団できるかどうか。思い切りチャレンジします。

また、もし僕が活躍できたらより多くの人が3x3に興味を持ってくれるんじゃないかとも考えています。3x3がバスケットボール選手としていかに成長させてくれるのかを示すためにも僕が特攻隊してきます。笑

ここまで書くと東京オリンピックについてはどうしたと思う方もいらっしゃるかもしれません。

仮説ではありますが、僕にも考えがあります。
現状Bリーガーが代表候補として合宿に呼ばれている状態なので、逆にBリーガーになればいいんじゃね?とシンプルに考えました。3x3だけをプレーするよりも3x3をガチでやってきたBリーガーの方が希少ですし。とにかく、どうなるかわかりませんが東京オリンピックの目標はブレていません。応援いただいている皆さん、ご安心ください。

タロウはこの先どうなるのか。引退に追い込まれるのか。
毎日がハラハラですが楽しく前向きに、自分がコントロールできることに集中して、いつか来るであろうチャンスを掴みたいと思います。暖かく見守っていただけますと幸いです。

アルボラーダの皆さん、次が決まるまでもう少しお世話になります🙇‍♂️

長文にも関わらず最後まで読んでいただきありがとうございました。

記事の感想は是非Twitterまで👉@r_o_b_3333333
クリニックのご依頼、個人スポンサーにつきましては引き続き大募集しておりますのでお気軽にご連絡ください。

では、また次回!




この記事が参加している募集

Bリーグ

いつもサポートいただきありがとうございます。 皆さまのサポートは大切に自己投資に使用させていただいております。より良い物が書けるように今後も励んでまいります。