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新章突入!優勝令和ロマン、現場では何が起きていたのか 【決勝編】

~まさに令和時代、奇跡の優勝、逸材がおこしたうねり~

引き続き決勝編になります。
衝撃の展開に終わった後は打ちのめされしばらく動けませんでした。
奇跡の戴冠の裏に何がおきていたのか。
私になりに考察してみたいと思います。
いったん、私の3連単予想。
優勝:モグライダー 2位:さや香 3位:カベポスター 大穴 くらげ

準決勝をパブリックビューイングでみた結果を大いに考慮してであります。
モグライダーはトップウケといっても過言ではなく、他3組もかなりウケていました(くらげは準決勝で当落のウケでしたが東京準々決勝ではトップウケをかましていました)。

令和ロマンはもちろん準決勝よかったですが諸事情を鑑みて正直筆者の予想では決勝進出9組にもリストアップしていませんでした。
「決勝もそれなりにうけるけど優勝まではないか」と評していたのですが・・・

麒麟川島が反省会で述べていた「予選と決勝は国が違う」というコメントが今回の展開のの的をえていたように思います。


トップ歴代最高 令和ロマンが大会に火をつけた

運命のえみくじ。圧倒的不利といわれる出番順で全コンビここだけは避けたいところ。
そして引かれたのは3年連続でリハーサル時の結果と同様に令和ロマンとなった。
出囃子から仕掛けるくるま。ネタも準決勝から変更したネタを披露。ニンが全く伝わっていない中でしっかりとツカミ、盤石のウケ。
トップとしては歴代最高の得点をただきだした。
結果として決勝進出コンビの中で唯一準決勝とネタを変える作戦が功を奏した。

会場の空気に異変?例年にはない空気が優勝候補らを襲う

その後関西勢が勢いを引き継ぎ中盤まで展開。ただカベポスターあたりから明らかに空気が重くなったという評は筆者だけではなく反省会で識者ら全員が感じた部分。
その空気にヤーレンズこそアジャストできたもののシステムに特徴のあるくらげ、ダンビラムーチョ、モグライダーらがもろに影響をうけファーストラウンド敗退という結果となった。
いずれも予選でトップレベルのウケをかましていただけに、決勝でのこの結果はお笑いファンを驚かせた。

決勝観覧組に何があったのか 

その後の令和ロマンの戴冠までは別の記事に筆を譲るとして、ここでは例年にはない空気が発生した要因は何だったのかを考察したい。

説1:予選動画を見る人が増えた
→大いに起因していると思われる。準決勝の配信自体、確か21年までは実施されていなかったはず。準決勝会場に行けた人にしかバレていなかったのだ。視聴者を喜ばせるここ2年での視聴環境の発展が決勝においてはそれがマイナスに作用したといえなくもない。

説2:ぶっ通しの放送で観覧者の体力が削られた
→敗者復活終了後の1時間のインターバルが今年はなかった。去年までは決勝観覧組は16時に集合してスタジオ入りするためそもそも大半を見ることができなかったが(20年観覧経験者談より)今年は観覧組にも何かしらの措置が行われていたのであれば、もしかするとスタミナ切れを起こしていたのかもしれない。

説3:変な間で笑う一人の女性観覧者
→杞憂である可能性が高いのですが、令和ロマンに異常に序盤から異様に反応をしめす声の高い女性の観覧者がいませんでしたか?予選の段階でもそうなのですがフリや小ボケでこういう反応を示す人がいるとだいぶつられて集中できないことがあるんですよね。
東京予選で神保町漫才劇場に属するタレントの熱狂ファンがよく出没して実際に感じたことでもあったんです。決勝の舞台でただでさえ観客も緊張すると思うので普段は普通でも変に舞い上がる人がいてもおかしくないです。

運営への提言

諸説ありますがはっきり言えるのは「今年の決勝観覧の客の構成は比較的ふさわしくなかった可能性が高い」ということです。もし仮に前説のBKBが極端にすべったことが要因でしたとかいうコメントがでてきましたらこの記事はすぐに削除しますが(笑)。
来年以降は予選動画を制限して、観覧組についてはコア層ばかりにするのではなく比較的ライトな層の割合を増やすなどして改善をはかるべきかと。
コンテンツについても前年より充実しましたがかえって良くないと思われるものもありましたし(ワイルドカードへの意気込みなど。これはただの大喜利合戦になりかねず、予選の漫才とは別でノイズというのが筆者の見方)、SNSへの露出は最低限にした方が良いと思います。

24年に向けて

それでも敗者復活の改変で相当盛り上がりましたし、大会全体を通していえるのはM-1は最高であるということです。来年は更なる盛り上がりを期待します。
令和ロマンの活躍は必至ですし、
2年連続エントリーとなればなおいいです。
来年も最高の戦いを期待します!


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