組織における価値観が根付くプロセスとそのために必要な要素(後編)

こんにちは、岩哲(がんてつ)です。

前編では、価値観が生まれてくる大本(リーダーの価値観)、そして、その価値観を学ぶ観点について、麻和実さんからお話をお聞きしました。

今回は、主題である、その価値観が根付くプロセスやその共有などについてお話を聞いていきます。


組織の価値観はトップダウンで根付いていく

(岩哲)
麻和実さん、前回は価値観について色々お話を聞けてとても勉強になりました。
今回は、その価値観がどう根付いていくのか、さらに具体的にお聞きしたいです。

(麻和実さん)
組織に価値観が根付くプロセスについてお話していきます。
価値観は、基本的にトップダウンで浸透していきます。
なぜなら、重要な意思決定は、組織のトップがすることが多く、その意思決定に従って、組織は活動していくからです。
となると、必然的に価値観の浸透はボトムアップは起こりにくく、トップダウンでの浸透となっていきます。
例えば、
・昇進の基準が実力主義
・昇進の基準が学歴主義
という部分があるとすると、これもトップの判断基準が浸透しています。

価値観が変わるときは、基本的にリーダーが変わるときです。
スポーツの世界だと、監督が変わると同じチーム・同じ選手でも、活躍する選手や試合に出る選手が変わることはよくあると思います。
どのような組織でも、リーダーが変われば、メンバーが同じでも以前と全く同じ価値観を維持するのは難しそうですよね。

どのような決定をするのかというのも、基本的にはリーダーの意見が採用されやすいです。
新入社員が社員旅行に関して、山に行きたいという意見が多かったとしても、リーダーが海に行きたければ、海に行くという決定になることもあると思います。
意思決定における影響力も、自分なりに把握しておくことも大事です。

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27歳の時に内面的な側面に興味を持ち始めました。 日々の小さな疑問の答えを求めて、探究し、 自分なりに辿り着いた解釈を発信しながら、 変化…

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