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【comicreview#4】「ウィッチウォッチ」篠原健太

さて、がんがん更新していきたいコミックレビュ。


今回は週刊少年ジャンプにて今年2月から連載中の「ウィッチウォッチ」です。作者は篠原健太。「SKET DANCE」で2007年デビュー(※脱サラして2年でデビューに漕ぎつけたらしい)。7年間の連載後は、2016年よりジャンプ+にて「彼方のアストラ」を連載。実は連載作品はまだ2作品しかないのですが、両方ともアニメ化しているという凄まじさ。僕は特に「彼方のアストラ」が大好きで、キャラ、世界観、シリアスとギャグのバランスの良さ、伏線の張り方、全5巻というコンパクトに終わるサイズ感も含めて宇宙冒険モノの名作だと思っているのですが、この作品については今度またじっくりと語りたい。

というわけで、篠原先生の3作目の連載作品がこの「ウィッチウォッチ」、ずばり魔女っ娘モノです。ある意味使い古されたともいえるテーマをどう料理しているんだい?

あらすじはこんな感じ。

鬼の力を持つ少年・モリヒトは、魔女修行中の幼馴染・ニコの使い魔として同居することに―
ニコの魔法が引き起こす予測不能なトラブル、年ごろの男女の二人暮らし...前途多難で摩訶不思議な日々が始まる!!
「SKET DANCE」「彼方のアストラ」の篠原健太が描くマジカルコメディ、開幕!!


※ジャンプはyoutubeで作品紹介してるのがいいよね~


この作品の魅力は、いの一番に主役の魔女っ娘・ニコちゃんのキュートさでしょう。ヒロインはドジっ子で天真爛漫、ヒロインが恋する幼馴染はクールで真面目で気持ちに気づかない。そんな高校生男女が強引に同居 (ベタ!)。基本は学園ラブコメとして進行しますが、ニコには1年以内に災いが起きる・・・?という不穏さも匂わせて、今後はバトルモノとして展開・・・?んまあよくぞここまでベッタベタな要素をコンボでぶっこんで来たなあと思いますが、ともすれば白けてしまうような手垢の付きまくったキャラ設定やストーリーをニコちゃんの可愛さで全部無効化しています。強い。

ニコちゃん、「彼方のアストラ」ヒロインのアリエスのふわふわした天然ボケをそのままに、ドタバタ系にキャラ変してそのまんま魔女っ子にしちゃった感じで可愛いことこのうえないんですよ。※「アストラ」ではユンファが一押しだったのだけど、アリエスは王道として一目置いてました。

そしてギャグの切れ味には定評がある篠原健太先生ですが、当然、健在であります。ペラペランコ!


コミックス1巻が6月4日発売。カバーが最高すぎます。(かわいい)

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新キャラも続々登場している。魔女、鬼、天狗、そしてライバル魔女。


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