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RINA SAWAYAMA、2ndアルバムへの期待感

SUMMERSONIC 2022で初来日を果たしたRINA SAWAYAMA

新潟県出身で、現在はロンドンを拠点に活動を続ける彼女にとって故郷への凱旋公演でもあったわけですが、絶賛の嵐。まじで観たかった・・・。
「スッキリ」や「News Zero」など、日本のテレビ番組にも出演して、積極的にプロモーションしてたみたいです。(これも見れてないけど)


そんなRINAさんが日本でプロモしまくった理由のひとつがこれですね。

2ndアルバム「Hold The Girl」が9/16にリリースされます。って、なんなんだこのジャケは!新手のbjorkか!?モジモジくんか!?


さて、2020年の1stアルバム「SAWAYAMA」より2年ぶりとなる2ndアルバム「Hold The Girl」。先行曲聴く限り傑作の予感しかしておりません。

2022/8/31時点で公開されている全4曲をナビゲートしていきたい。
※2022/9/14:5曲目の公開曲「Hurricanes」のAudioを追加。
※2022/9/24:「Hurricanes」をMVに差し替え。

まずは1stシングルの「This Hell」
過去noteでも大絶賛しているのだけど、「ポップであること」を突き詰めたような印象で、究極に近い。数年に一度出るか出ないかのパーフェクト・ダンス・ポップ・ソング賞(いま創った)を贈りたい。



タイトル曲「Hold The Girl」
最初っからスタジアムやアリーナを想定しているかのようなスケールの大きさに圧倒される、シリアスで壮麗なパワー・バラード。えっと、これ2曲目なんだ。序盤からこれなんだ。死んでしまうな。



翻って爽やかで開放感あふれるミドルチューン「Catch Me In The Air」
1stのころから考えるとビックリするくらいに棘がなくってまろやかな印象の楽曲。のびやかなヴォーカルが映える。


4曲目の公開曲「Phantom」
これまで公開してきた曲のなかでは、最もBPM遅めではあるが、王道を往く力強いバラード。虚空に消えていくかのようなギターソロが最高。


そして最新5曲目の公開曲「Hurricanes」のMVです。
「Catch Me In The Air」に連なるドライヴィンでアップリフティングな楽曲なのだけど、これまでの全曲に通じる「スケールでけえな」をここでもひしひしと感じる。UKを拠点にしている彼女だが、アメリカ的。大陸的。



と、ここまで公開済みの5曲をチェックしてみた。前作1st収録の「STFU!」なんかにおけるニューメタル寄りのアプローチなど、ハードでエッジィな印象は減退。すべての楽曲から、メインストリームの頂点を目指す決意表明のようなものを感じる。

RINAは2021年のインタビューでこんなことを語っているのだけど、まさにスケールがデカい「ビッグな曲」ばっかりなのだ。

「多くの曲は私とクラレンス・クラリティで始まるの。だから、『サワヤマ』にあった核は同じね。ビッグな曲を書きたいわ。私に何かを感じさせてくれる曲を書きたい」



まじでRINA SAWAYAMAには世界のトップ・オブ・トップのシンガーになって欲しいと思っているし、歴代の日本人シンガーで一番可能性が高いのではないかと思う。日本で活躍していた有名アーティストが海外に打って出てもろくに評価もされなかった過去。宇多田ヒカルでさえ、失敗している現実 (「BADモード」聴いて、いまなら行けるんじゃね?とも思ってますが)。RINAさんの場合はスタートが違うし、Jリーグで評価された選手が海外移籍してボロボロにされて帰ってきたのではなくって、Jを経ずに海外クラブのユースチームにて育成されてプロになったみたいな立ち位置だけれども、それでも希望が見えるんだよなあ。Dua LipaやLADY GAGAのポジション、狙って欲しいです。

あっ!公式には発表されていないけど、どうやら2023年1月にジャパンツアーがあるらしい。これは絶対に行きたい。



スッキリ。


「日本はG7で唯一同性婚のプロテクトがない国、それは恥ずべきこと、一緒に闘ってください」 今後語り継がれていきそうなMC。


サマソニの感想がどれもいい (羨ましい)。


ところで、タワレコとかでは洋楽に分類されているのだろうか (たぶんそう、きっとそう)。

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