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仮谷せいら - 水星

tofubeatsによる「水星」といえば、言わずと知れた「2010年代のアンセム」的楽曲。リリース当時は特大ヒットはしなかったけれど、語り継がれ聴き継がれ、いまでは「今夜はブギーバック」(1990年代アンセム!)とのマッシュアップでCMに流れちゃうくらいまでの地位にのぼりつめた感がある。


そんな「水星」のMVに出ていた女の子が当時19歳の仮谷せいら


小学生時からアクターズスクールでダンスを習い、モデルとしても活動。シンガーを志していた彼女のターニングポイントとなったのがこのMV出演だろう。このMVではモデルとしての出演に留まるものの、のちにtofubeatsのライヴに客演などしている。

2015年にはPUMP!より1st EP「Nobi Nobi No Style」をリリースして本格的にデビュー。以降、4枚のEPリリースや、ex.EspeciaのHALLCA、AmamiyaMaakoとの3人組ユニット「はるかりまあこ」として活動を続けた仮谷せいら。2021年にはご結婚というめでたい話もあった彼女による1stフルアルバム「ALWAYS FRSESH」が先ごろリリースされた。「水星」から10年、「Nobi Nobi No Style」から7年。

このアルバムに「水星」のカヴァーが収録されている。自身がMVに出演し、自身もライヴで歌ってきた名曲を、10年後の大人になった自分自身が歌う。エモーショナルで素敵なアイデアでグッとくる。MVは本家「水星」になぞらえたように神戸で撮影。

「ALWAYS FRESH」、あんまり期待してなかったんだけど(すいません)とても良かったです。「星野源やtofubeats以降の、スムースでグッドなヴァイヴレーションを感じる女性シンガー」みたいな作品ってけっこうあると思うのだけど、系譜としては完全にそれ。ただし同様の系統で粗製乱造っぽい音源もあふれるなか、さすがにクオリティ高くって惹き込まれた。「ZAWA MAKE IT」「Odora Never Cry」「HOME」「Colorful World」など、過去7年でリリースした楽曲を幾つかリマスタして収録。

6年前の「Colorul World」がいちばん古いのか。なつかしい。当時のMV。


「Nobi Nobi No Style」好きなんだけど、さすがにこのアルバムには合わないかなあ。ヤングすぎんのよ。外れるのも、まあわかる。


ざわめき。2年前。



ここからはさまざまな「水星」です。あなたはどれが好き?


意外にカヴァーしてる人少なかった。個人的には2番目のラブリーサマーちゃんだな。

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