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最近読んでるおススメ漫画を軽めに紹介してみるnote ~少年ジャンプ+編~

タイトルの通りだし、それ以上でもそれ以下でもないnoteです。


集英社が提供するWEBコミックアプリであるところの、「少年ジャンプ+」。近年はどんどんと連載作品が成長し始めており、正直、紙媒体の「週刊少年ジャンプ」よりパワーと勢いがあるのでは?とすら思う。

いわゆる「看板作品」のラインナップ見ても、アニメ化などを経てかなり強くなってきている。「SPY×FAMILY」「怪獣8号」「推しの子」「ダンダダン」「左ききのエレン」、そして最近は「チェンソーマン」の第二部とか。

「少年向け」にとらわれることもなく、ある程度過激な描写の作品もやれんことはない。紙媒体と比較すると圧倒的な掲載スペース。毎日配信できるのも利点だし、新人にもチャンスも与えやすい。過去の名作を改めて発見してもらえる機会にもなる。「ONE PIECE」だって「NARUTO」だって読める。(僕は「ドラゴンボール」とか「火ノ丸相撲」とかを再読しています) いいことづくめだなあと思います。

と、まあ絶賛してしまいましたが、今回はすでにいろんなところで語り尽くされているはずの「ジャンプ+の看板作品」は外したうえで、おススメの5作品をご紹介してみたい。


◆正反対な君と僕 

これ、「面白いよね」って妻に言ったら「意外!」って驚かれたんですが、まあそりゃそうだろうなあ。40男が読む作品ではないと思います。言っちゃえば、陽キャ女子と陰キャ男子のラブコメなのだが、それだけに終わらないキャラ造形が見事だと思います。谷くんは物静かなんだけど、芯がしっかりしている。鈴木さんは元気で明るいのだが、空気を読みまくって空回りしちゃう。そんな2人がだんだんと仲良くなっていく様にニヤニヤしてしまう。タイプの違う2人の恋に、茶化したり反対したりせず、谷くんの本質を見抜いて受け入れている鈴木さんの友達連中もイイね。ときおりみられるデフォルメされたキャラ描写含め、ポップな絵柄も魅力。月曜更新(隔週)。



◆てるてる建設(株)

瀬戸内海のどっかと思われる島を舞台に、建築会社の新米現場監督(女子)が奮闘するお仕事モノ。個人的には主人公のかしまちゃんのイメージからか「ディノサン」とかぶる部分も多いなあって思ってるんだけど、あんまり馴染のない建築業界のいろいろを知ることが出来て勉強になるし、とにかく出てくる人がみんないい人!ぶっきらぼうでも、素顔はいい人!意地悪してきても、最終的にはいい人!悪い人がいねえ漫画だ!やさしい世界・・・。うう。がんばれ、かしまちゃん。月曜更新 (隔週)。



◆ゴダイゴダイゴ

東京を怪獣から守る巨大ヒーローのお話。主人公は人が良さそうなおっさん(巨人)、後醍醐ダイゴ。30年前に地球で最初の巨人になった男で、突然襲来する宇宙人から東京(管轄は大田区)を守るのが彼の役目。他の地区を管轄する巨大ヒーローとの交流や対立、和解を繰り返しながら、人生経験豊富なおっさんならではの人間力(巨人力?)を発揮しながら、問題を解決していくというストーリー。「巨大ヒーローに踏まれる事故とか発生しないのか?」とか「巨大化したら戻れないみたいだけど、そこらへんの悲しみ・困惑に触れないの?(俺なら絶対嫌だ)」などなど、それなりにツッコミどころは多い設定なのだけど、そこんとこ目をつむってでも、「しっかりと読ませる、おはなしの作り方」がうまい作品です。



◆神のまにまに

時は明治。「神」に家族や村の人々を虐殺され、100年経って「たたり神」となった少年・一進。人々に災いをなす「神」を討伐するために「神狩り」なる集団が組織された。紆余曲折を経て、討伐対象であるはずの一進は「神狩り」に加入。共闘しながら家族の仇の打倒を目指す。「神」と「神狩り」の関係性は「鬼滅の刃」における「鬼」と「鬼殺隊」を想像してもらえば判りやすいかもしれない。正直、最初の頃は特に画力が不十分という印象(いい意味でも悪い意味でもジャンプラっぽい)だったが、なんやかんや読み続けているのは惹かれるものがあるからなのだな。「THE 少年漫画」的な絵柄の裏に隠されたドロドロした人間関係のエグさ。あとは神のクリーチャー的造形の気持ち悪さ/面白さ。それとヒロインの織部絹千代の魅力に尽きます。絹千代はいいぞ。木曜更新。



◆AURORA NODE

最後は「AURORA NODE」です。こちらは最近連載が終了してしまったのだが、応援してたので紹介しておきたい。あらゆる娯楽がデジタル化された近未来の日本では、一握りの大企業が国内のメディアをすべて掌握。人々は思考もせずに与えられる世界を享受しているのだが、主人公の野中ふじ緒もそのひとり。でも、オーロラブロンドをもつ人形のような子・鳩まこととの出会いで歯車が回りはじめ・・・・、というストーリー。絵柄や世界観も、ジャンプというよりはアフタヌーンぽい作品なんだけど、設定に凝りすぎて展開がわかりにくく、置いていかれること多々。絵も粗くて、キャラの見分けもつきにくい。・・・と、気になるところを挙げればキリがないのだが、頑張って読んだ。どことなく目が離せなかったんだけど、全25話でしっかりとおはなしを完結させたのは見事でした。いつの間にか「お子様」こと鳩まこととラブラブになっていたふじ緒くんだけども、ショートカットで中性的な容貌の「お子様」は男の子か女の子か、一切言及されていないのだよね。たぶん。ここらへんもおもしれえなあ、と思ってた。想像にお任せします、とな。



以上です!
「モーニング」回はこちら。


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