「LIAM GALLAGHER:AS IT WAS」を観た
観たぞ。
※いちおうネタバレ規制。これから観る人は戻ってくださいね。
だいたい、この手の音楽ドキュメンタリ物って1か月も経たないうちに劇場公開が終わってしまうので、なかなか観に行けなくて焦っていた。引っ越して渋谷までの距離も遠くなったのだけど、なんとか。
リアムがソロやり始めたくらいから思うところあって、明確に宣言するようにしてるんだけど、自分にとってのいちばんのロックスターは、やっぱりリアム・ギャラガーなんです。
2009年にフジロックでOasisを観た。その直後、突然の解散は本当にショックで、ノエル抜きで立ち上げられたBeady Eyeはまともに聴けなかった。いまでも曲ひとつも思い出せない。
このドキュメンタリーはOasis解散からちょうど10年を経て公開された。「バンドは一生涯続くと思っていた」彼に計り知れないショックを与えたOasisの解散。跡を継いだBeady Eyeも上手くいかずに挫折。そしてソロ活動の開始までの、リアムの苦悩と再起を描き出す。
不遜に歌うリアムの姿は、完全無敵のスターに見えるかもしれないが、悩み、傷つくひとりの人間で、僕らとまったく変わらない。
どん底を彷徨う彼を救ったのは、愛だった。家族愛。
母/ペギー、パートナーのデビー、レノン&ジーン&モリー/3人の子供たち。そして文句ばっかり垂れているけれど、結局は兄のノエルにも。
愛が、彼を再びステージのど真ん中に戻してくれた。
とても残るものがあった。
映画で描かれるのはソロ1st「As You Were」をリリースしての復活、そして2ndアルバムの制作を匂わせるところまで。ちなみにOasisの曲は(たぶん大人の事情で)1曲も使われていない。「Live Forever」「Slide Away」の曲名が出てくるくらいだった。
「Once」いい曲すぎる。
※映画カテゴリあったほうがいいかな?と思ったけど、そんなにしょっちゅう観てるわけではないので、とりあえず音楽カテゴリ(green triangle)に放り込んでおく。
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