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【albumreview#1】Weezer 「VAN WEEZER」

リヴァース・クオモのルーツがハードロック/ヘヴィメタル(以降HR/HM)にある、というのは有名な話であるのだが、さて、噂になっていた"Weezerが思いっきりHR/HMへ愛を注いだアルバム" 「VAN WEEZER」がリリースされましたよ。

2019年に「The End of The Game」を発表した頃には2020年5月リリースとか言ってたから、コロナ禍の影響もモロに食らった結果、約1年延期したことになるんですね。

さてこの「VAN WEEZER」、各所から絶賛の嵐です。随所にライトハンド奏法(VANだしね)やら速弾きソロ等のメタル魂が垣間見れるものの、これは完全にザ・ウィーザー・アルバムであります。つまり、HR/HMフレーヴァーをまぶしつつも、基本的にはやってることはなんも変わらない。ご安心ください。

パワーポップの基本のきの字となった1stアルバム(ブルーアルバム)や2ndアルバム「Pinkerton」は10曲30分程度ですっぱりと終わるアルバムでしたが、この「VAN WEEZER」も10曲31分という潔さで30分間絶頂が続きます。アルバムはな、このくらいの長さでいいんだよ。70分も聞けないよ。

シングルとして先行リリースされた「Hero」「The End of The Game」をはじめ、メタルの皮を被った最高級のパワーポップが次々に飛び出してくる痛快さ。はあああああこんなWeezer久しぶりでは・・・・


HR/HM愛にあふれるこのアルバム、「好き」を徹底的にやり散らかしたポジティヴでハッピーなエネルギーは聞き手に伝播する。ここ10年のWeezerではいちばん好きなアルバムになりました。

ビルボードでもNo.1獲ったらしい。これって初めてだとか・・・!!


ラ・・・ライヴが観たいです。








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