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ノーベル文学賞の季節がやってきた。あの「ハルキスト」たちは今・・・

Nikkei Financial という日本経済新聞の金融専門ニュースレターがあります。週末は一転して文学や芸術の最新動向をコンパクトに語る内容。10月1日は翻訳家の鴻巣友季子さんが、ノーベル文学賞について解説しています。毎年、多くの日本人が期待を寄せる村上春樹氏は「欧米では賛否両論」であり、「今年のショートリスト入りしている確率は高くない」そうです。

思い出すのは十年前のノーベル文学賞発表日、出張先の神戸のカフェ(ファミレス?)でみかけた春樹ファンの方々です。それぞれ蔵書を持ち寄り、「ハルキ」を語り合いながら発表を待っていました。残念ながら受賞はなかったのですが、それでも「来年はそろそろ・・・」などと和気あいあいとした雰囲気。漏れ聞いた内容では、毎年、ノーベル文学賞発表の日に集まっているようでした。

鴻巣さんの解説を読みますと、ファンの下馬評がいかに根拠に乏しく、身勝手なものであるか、よく分かります。しかし、だからこそ楽しめるのだとも言えます。

村上春樹氏も、ファン(信者)もあれから10歳、年をとりました。今年もあのように集い、語りあうのでしょうか。夢は終わらないほうが幸せなのか、かなったほうが嬉しいのか。よく分かりません。

https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB271TY0X20C23A9000000?s=2


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