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ESGの現在と将来について、いろいろ考えることがあります。

「温暖化」(ウォーミング)ではなく「沸騰」(ボイリング)。異常な熱波が地球を覆った今年の夏。気候変動問題を柱のひとつに据える「ESG(環境・社会・企業統治)」投資」もさぞや活発かと思いきや、どうも様相が異なる。むしろ、株式市場で高い存在感を誇ったアルファベット3語が、いよいよ消えようとしている。

 米国では政治色が強くなりすぎ、アンチの法律までつくられた。もはや、ESGを標榜する資産運用会社は公的年金のビジネスを失う。逆に欧州では「ESG当たり前」となり、わざわざ強調するほどのこともなくなった。そして日本では株主総会での関連提案への支持が広がりに欠ける。

 気候変動などの「E」や人権・多様性などの「S」は、取締役会の在り方、つまり「G」の問題に帰着する。企業統治は企業経営の扇の要だ。投資家もGを軸にして戦術を再考しなければならない。詳しくは「みんかぶマガジン」で。
https://mag.minkabu.jp/politics-economy/20617/


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