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Stay R. EP FINAL全曲歌詞&解説1「Stay R. -Final Chapter: The Conclusions-」

Title: Stay R. -Final Chapter: The Conclusions-
Title (Streaming): Stay R. -Final Chapter: The Conclusions
Artist: RIZARDI & Ryusei
読み:ステイ・アール ファイナルチャプター:ザ・コンクルージョンズ
Key: B♭ minor
BPM: 105~210

<RIZARDI & Ryusei 2つの答え>
  音楽の方向性でいろいろ迷いながら3作やって来たシリーズ「Stay R. EP」に、やっとケリがつきました。えらいタイトル長いですが、「自分探し最終章・結論」といったところです。今となっては「RIZARDI」と「Ryusei」どちらの名前でも歌詞のある曲を作っていますが、そのスタイルは大きく違います。マイクを握ればRyuseiはポップス系・歌謡系・ギャグ系を主戦場とし、RIZARDIはもっぱらラップ。そしてこの曲は、アグレッシヴでありながら言葉遊びとユーモアへの意識を忘れないRIZARDIラップと、申し訳程度のRyuseiの歌と等身大な語りを次々に畳みかける大変忙しくてセルフコンシャスなものになりました。”傑作”と呼ぶのは相当おこがましいですが、”生きた証””成長した証”と呼べる一曲だと思っています。
 ラテンアーバンが流行の台頭になっている昨今に、曲調はレゲトン風になりました。注目度の証左になるのが、現在YouTubeで世界一再生回数の多い動画が「Despacito」(ルイス・フォンシ feat. ダディー・ヤンキー)というレゲトン曲のMVだという事実(2019年現在)です。ラテンポップってだいたい98%以上がラヴソングじゃないかっていうと個人の見解ですが、これも「自己愛」ってことである意味ラヴなのだろうと…。

 2016年秋の「Stay R.」(以下  前々作)、2017年秋の「Stay R. -Chapter 2: Confession-」(以下  前作)との関係性はかなり強く意識しています。自分が音楽と対峙するそのときの思いやスタンス・温度をそのまましたためて、1年ごとに1曲出してきました。基本サブベースブイブイいわす系のトラップ系ヒップホップを軸にして、前々作はガバ(ハードコアテクノ)→前作はブレイクコア(ジャングルなどの派生ジャンル)→そして今作はレゲトン&ハードコアテクノと、まったく違う音楽とクロスオーバーさせるというのがフォーマットでした。初めは「RIZARDI」という意味で「Stay R.」と命名したこのシリーズが、当時考えてもみなかった「Ryusei」の意味もなしてくるのは、我ながら良い偶然だと思っています。今作だけRyusei名義なのは、収録曲のアイデアが出揃って「これはRyuseiの領分だ」と思えたからです。ここでざっと「Stay R.」で考えていたことをまとめてみます。

 前々作→俺は曲が作れる。ラップも書けた。聴かせてあげるから4分ちょうだい。
 前作→「自分らしくあることは素晴らしい」…そんな言葉にいびつに甘えてこじらせてしまって懺悔。やっぱ俺はコンプレックスの塊。
 今作→器がもう一個あれば解決だ。これからもよろしくRyusei。もう悩まなくていいからどっちも好き放題歌おう。
 
 調子乗ってたらドツボにはまって、でももがいた結果解決。本当にそんな流れです。ちなみに前々作のキーはAマイナーですが、雰囲気が落ち込む前作は1つキーを下げてG♯マイナー、そして今作は最初よりさらに1つ高いB♭マイナーまで上がります。こうしてキーにも浮き沈みを投影しています。前々作のド頭から入っている「ッタララッタッタッタッタッタ」…というピアノのリズムパターンものちの2曲に組み込まれて、一貫性を出しています。さらに、今作では前2曲からシンセの効果音などをいくつかサンプリングしました。もちろん”RIZARDI”を呼び出しただけあって、音そのものはそこまでトゲトゲしていないにせよ、ハードコアテクノパートはいかにもそれっぽくなっているかと思っています。これ見よがしにテンポはそれまでの2倍です(Enjoy)

前々作「Stay R.」(フルストリーミング)

前作「Stay R. -Chapter 2: Confession-」(デモ)


 *弁解*
 「この曲が世に出る頃にはもう眠りにつこう」という詞は、本当に「Ryusei名義での活動はしばらく休む」つもりで書きました。確かにその間「RIZARDI」として制作を続けて(CD1枚)おりましたが、実のところ半年もしないうちにRyuseiはまた動き始めました。どうやら休んでいたくないみたいです。2020年も色々やっていきますので、どうかRyuseiを宜しくお願い致します。

===試聴===

===歌詞===
The Final!

(RIZARDI)
Restart this show まだまだ名も無き
Restart this show 得難き瞬き
Restart this show ちょい待って瞬き(またたき)
さあさ時間貰います Hey

達也と和也?ジキルとハイド?
水と油か?一概には言えない Yo
誰だ誰だ誰だ俺は?ってずっと
奏でたDum Da Dum Dumb

NjLb SCのフュージョン
RIZARDI & RyuseiのConclusions
地固まる もう要らんぜ躊躇
頂上、重畳 いざ最終章(Yes!)

思考は至高のエゴセントリック
時効の事故とエキセントリック
信仰と侵攻とこのレトリック
昨日も今日もクリエイティブ

(Ryusei)
身体はひとつ、結論はふたつ
どっちが正しいかなんて解らないから
ただ行く道を信じ抜くだけ
光差した場所で 解答(こたえ)に出逢う

★(RIZARDI)
決めるOne Way 実はTwo-faced
カウントスリーから始めて For the people
Take Hi-Five Triple Six or Seven
and Eight, Nine, Ten, the Conclusions!

★★(RIZARDI)
Answer! Answer! Answer! Answer!
When I get high, I don't need no trip
Answer! Answer! Answer! Answer!
When I get high, I don't need no trip


(RIZARDI)
DJ、まだ早いクロスフェーダー
Hardcore Beast, Bon Appetit! Feed Up
Double Up! Raise da BPM, Speed Up
もっともっと歌えたらイイナ!
「にんげんだもの」とうに捨てたモノ
けだものだもの げてものだもの
さんざんリアルを吐いたんだもの
夢・虚構・理想 So, get it on
超絶創造神の御乱心
2の倍数と奇数でバカになる
妄想漏れそう?多い日も安心
Rapならば名乗ろうかZardi R(ザーディ・アール)
昼と夜が分かたれる Ragnarok
裏の顔が現れる Watch the Clock
(Tick Tack)ほら、Stella Cadenza Ryuseiがちょっと
言いたいことがあるらしい Come on

(Ryusei)
忘れていないか?12月15日の誓い
振り返らなくていい あの日々と悩み
執念が煮詰まった就活もこれで形無し
追い出したあの社会に未練はなし(Drop out)
出世目指して、働いて、家買って、結婚して
良い生き方って何だろうな?なら
ゲテモノらしく生きていくのさ ヒカリとカゲ
影があるってことは 光は差してるんだ
攻撃する、破壊する、ぶちのめす、殺す…
なんて言わず、ユカイに歌ってみたかった
ヒットチャートに踊らされるのもまた一興
人はHardのみにて生くるにあらず
自己の探求にケリはついた
この曲が世に出る頃にはもう眠りにつこう
現実から理想へ舞い戻るために…

(Ryusei)
身体はひとつ、結論はふたつ
どっちが正しいかまだ解らないから
信じる道を走り抜くから
茜さす朝日は 貫徹の絶景


★★

(RIZARDI)
Stay Rough, Stay Raw, Stay Ravage, Stay Rude,
Stay Roudy, Stay Risky, Stay Radical, My Renaissance
Stay Reckless, Stay Ruthless, Stay Relentless, Stay Ravenous,
Stay Real, でも理想に生きろ! 誓い新たにI say ”I'll Stay R.”
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