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Yielding Embodiment®︎セッションご感想22

イールダー仲間からいただいた感想です。
ボディワーカーならではの視点は興味深いです。


側臥位でマッサージテーブルに横になりファーストポジションを探してもらう時、最初に立ってもらった位置が「なんか嫌かも」と感じて素直に口から出る。

イールドしてくると上にした足や身体の接地部分がこんなに重かったのかと思うほどずっしり重い。接地した耳からは下階の音がよく聞こえる。

各所に反応が出ながらも身体はなかなか介入を受け入れるモードにならず、言語コミュニケーションなしで奥野さんはそれをよく汲み取ってくれていた。

3月のWSで練習セッションをオブザーブしていた参加者が、プラクティショナーを「産婆のようだった」と表現していたが、思い返すと私もなんだかお産に立ち会ってもらったような感覚だった。

場をホールドしながらひたすら邪魔せず待ってくれるのがありがたく、ひとしきり落ち着いたタイミングと声かけが一致しすぎて驚く。

その後の声かけも「今それを言ってくれるとすごくありがたいなあ」と思うことばかりで勉強になる。ご自身が磨き続けていることが、きっと浮き沈みあるなかでほんの少し掴んだ確信みたいなものがプレゼンスに影響しているんだと思う。

下にした左足の膝裏下へのタッチが、左のシリンダー全体に波及してじわじわと伸びとうねりの動きが出る。結果的に左右のシリンダーがセパレートする感じになって、胸骨あたりから中心軸の感覚が生まれる。

仰臥位になった時左右差があったが、タッチと共に気にならなくなっていく。両膝を立てていたら今までにないくらい大きい動きが出て、坐骨についた筋肉に初めて出会う。

生き物として、本当に安全・安心な場を提供してもらえると、寝相で身体を調整しようとするようにこんなにも自発的にほぐしたり、伸ばしたりするような動きが起こるんだ、と改めてイールドを知った気がした。

両膝を立てている途中、久々に軽い頻脈が出るがこれも調整の一部と思って眺めていたら、数分でスッと消えた。

自覚はなかったけど結構深いセッションだったように思う。起き上がると上半身がスッキリして、腹から歩く感じも解消されていた。

その後の予定は結構ハードだったけど、きちんと乗り切れて充実感いっぱいの一日でした。

【あとで気づいた重要なこと】
立ち位置に対して「なんか嫌かも」と素直にすぐ言えたこと。

これは私の中では結構大きいことで、自分が感じたネガティヴなことを伝える一瞬ためらいがいつもあって、出力に歪みが出る。

本来どんな言葉でもその人から素直に出たものならいい/悪いもないって分かってるのに、時に思いがけず強い言葉が出て相手を傷つけてきた過去が一種のトラウマになり、パターンから抜け出せずにいた。

プラクティショナーが信頼のおける奥野さんだったからこそ素直に出てきたし、そのことに気づく冷静さも持ち合わせられたと思う。

先日のイールドWSで起きた戸惑うくらいの変容の余波のなか、何かひとつ実を結んで形をなして体外に出てきた気持ち。


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