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「風の吹かない場所」に出会って

「風の吹かない場所」

その場所は、「探す」のではなく「見つける」。
いや、ぼくの感覚だと「見つける」より「出会う」って感じ。

クライアントの周りをゆっくりと歩いて、その場所に出会う。
その場所はクライアントとぼくの、個と個の関係性で決まるのではなく、その部屋の空間でもなく、世界、いや、宇宙の中での心地いい場所。
その瞬間だけの「風の吹かない場所」がある。

その場所にいると、賢しらな行動が出ない。
意図がまったく浮かんでこない。
「つい」、「ふと」、身が動く。
行動に時差がない。

「風の吹かない場所」は決まっていない。
ここだ、ここにいれば安心だ。と落ち着かせてくれない。
常に動き続けている。
常に動き続けているんだけれど、不思議と安心感そのものがある。

ふと、生きるってこういうことなのかなと思う。
動き続けるその場所に出会い続ける。
その場所は、呼吸がしやすく、楽に立てて、居心地がいい。


ごきげんラボ


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