【野球】「みんなのMVP：該当者なし」を深掘りする某カープファン【カープ】
今日、９月８日（日）に、【広島－中日】の試合があったんやけど、我らがカープは、熱戦の末に負けてしまった。ちょっと悔しい敗戦やったな。いや、ちょっとどころじゃないけどな。なんか良く分からんけど、「ちょっと」じゃないのに、「ちょっと」って使ってしまう時、結構あるよな。これ、なんでなんやろ？
まぁそれはどうでもいいわ。今回は。
試合内容に関するコメントは、リアルタイムで、Ｔｗｉｔｔｅｒに、色々書いたから、触れる気はないんやけど、一つ、気付いてしまったことがあって。これはちょっとｎｏｔｅで考えたいテーマやぞ、と思って、ココに持って来た。
まぁ、タイトルが示す通りやけど、まずはコレを見て欲しい。
広島：該当者なし
普段、スポナビの一球速報の、「みんなのＭＶＰ」とか、特に気にして見てるわけでもないんやけど、たまたま目に入って来て、たまたま「該当者なし」やって、「えっ」ってなってもたんよな。僕は。
いや、見たことはあるで。「該当者なし」の試合。でも、そういう時って、「今日は確かに見どころが薄かったかもなぁ…。」って、納得させられることの方が多いというか。そういう日もあるやん。１年間１４３試合も戦ってればさ。しゃあない、しゃあない。
でもなぁ、今日はなぁ、結果的に負けはしたけど、見どころが薄いかって言われたら、そんなことないやろぉ・・・、って思ったんよね。だから「えっ」ってなったんやけど。
で、今回は、その「えっ」を、もっと深掘りして、言語化に努めようかなぁと思ったわけ。それと並行して、「該当者なし」の事実を、僕なりの視点で分析してみたいとも思ってる。どうなるかわからんけど。
よし、行ってみよー。
んじゃあ、出場選手の結果を、サーッと目を通していこっか。コレを見たら、どんな試合やったか、ある程度は思い出せるから。簡易的なコメントも添えつつ、見て行くで。
まずは投手から。
【先発：玉村昇悟】
確かに、先発を務めた玉村は、序盤から、追いかけなアカン展開になったのもあって、早めに代打を出されたから、「ＭＶＰ」に相応しい働きをしたとは言い難いわな。これはまぁしゃあないかなあ。
【松本竜也】
先発の玉村が早めに降りて、チームに流れを呼び込むような快投が期待される中で、投げミスしたのを逃してくれず、木下にソロホームランを浴びたんよね。う～ん、確かにＭＶＰとは呼べなさそうや。
【黒原拓未】
イニング跨ぎもして頑張ってくれたけどね～。１イニング目は、自身のエラーも重なってピンチを作るも、無失点でなんとか踏ん張って。２イニング目は、ストレートのフォアボールを出して、ちょっと不穏な空気が漂うところで、森浦にバトンタッチして、火消しをお願いする形での降板。ふむふむ。力投は見せたけど、ＭＶＰかと言われたら、ちょっと苦しいかもなぁ。
【森浦大輔】
でも、それでいうとさ、黒原が溜めたランナーを、森浦は、ホームを踏ませることなく、凌ぎ切ったんだよな。このピッチングは、今シーズン、良く見て来た「火消しの森浦」に値する活躍だったのでは。今のところは、ＭＶＰに一番近い働きをしてくれた気がするけどなぁ。
【ハーン】
そうや。彼もイニングを跨いでくれたんや。初めてやんな。２イニング目も行ったのは。それで、ピンチを作る場面もあったけど、結果、無失点で帰って来てくれたから。労をねぎらう意味合いも込めて、ＭＶＰに推してもええんちゃうか？リリーフ陣がスコアに０を刻み続けて、反撃ムードを作ってくれた立役者の一人と言っても、過言ではないはずや。
【栗林良吏】
栗林もそうや。ビハインド展開でマウンドに上がったのは初めてやろ。多分。登場曲が『コーヒーとシロップ』やったな。ヒゲダンの。セーブシチュエーションの時とは違ってた。それで懐かしい気持ちになったカープファンも多そう。その「思い出補正」でＭＶＰに・・・は、冗談としても、負けてる展開で守護神が力投する姿から、「ゲームセットの瞬間まで諦めないぞ！」って雰囲気が生まれた、という見方をすれば、ＭＶＰ級の働きをしたとも言えそうや。
そして野手・・・、やねんけど、これはちょっと、投手と比べて、数が多過ぎるから、全員の名前を挙げるのはキツいなぁ。目に付いた選手をピックアップする形式で行こかな。
【坂倉将吾】
２人居るマルチヒット勢１人目。ん～・・・、そうやなぁ。ここぞの場面で打って欲しかった、って思いを抱くカープファンが多かったんかもしれんな。５回のトコやろ。中日の柳を攻め込んで、マウンドから降ろして、さぁ一気に畳みかけるぞ、ってところで、代わったリリーフの齋藤に抑え込まれてしまった、という。坂倉は、初球を打って、ファースト・ファウルフライやったかな。あの時のスタンドの「あぁ～・・・。」って溜め息は、まぁ、僕も覚えてるよ。その落胆がＭＶＰ落選に繋がったんかもな。残念やけど。
【菊池涼介】
２人居るマルチヒット勢２人目。うーん・・・、どうなんやろ。ＭＶＰ候補に推しても良いと思うけども。しっかりと、チャンスメイクの役割を果たしてくれてたけどね。ヒット以外にも、決めるのが難しい一二塁のバントをサクッと決めたりとかね。あの時のランナー、一塁が末包で、二塁が坂倉やろ。確か。
「一二塁のバント」の場面は、ランナーの走力、結構気にするタイプやから、頭に入ってるよ。簡単じゃないよ。あっこは。いくら菊池といえど。それを簡単そうにやってのけるのが菊池である。守備とかもそう。あと、代名詞のヘッスラで、内野安打をもぎ取るシーンもあったよな。うん。ええやん。素晴らしい。暫定トップちゃうか？「俺的ＭＶＰ」に。
※「みんなのＭＶＰ」は「菊池涼介：２.９％」やったわ・・・。（涙）
【末包昇大】
「みんなのＭＶＰ」では、「該当者なし」を除いたら、１位の得票数を稼いでいるのが、彼なんよね。「１９.３％」やってさ。「２.９％」の「６.６５倍」らしいで。なんでや・・・。なんで菊池はあかんのや・・・。まぁ、そんな泣き言いってても始まらへんし、ちょっと考えてみよか。
あれやな。スタメン復帰したんよね。数日振りに。その、ご祝儀的なアレで、ＭＶＰに推す声が多数あったんかもわからんね。「やっぱり末包がスタメンに居ないと打線の迫力が無いやんか！」みたいな。今日の結果うんぬんってよりも。それに関しては僕も同感。たとえ調子を落としてても、下位に居ると、間違ったらドカンとやられそうやなって恐怖感は与えられるんちゃうかなあ、とは思う。カープにとっては、数少ない長距離砲でもあるしな。
まぁでも、今日も、打点を１つ挙げてるもんね。打球的には、本来のソレじゃなかったかもしれんけど。渋いタイムリーやったな。バウンドが高く弾んでサードの頭上を越えるっていう。
それでいうと、”らしい”アウトもあったよね。もうひと伸びでホームランっていう、惜しいレフトフライ。ちょっと打球が上がり過ぎたかなぁっていう。でも、あの、高い放物線を描けるのって、カープの中では、末包しかおらへん、と言っても過言じゃないかもしれんし。そういう意味で、「こういう打球が見たかったのよ！アウトやけど！」って、ＭＶＰに推した人もおるんかも？
ザックリ見て来たけど、僕の見立てとしては、「菊池はもっと得票数伸びても良いんじゃないの・・・？」とは感じたけど、それ以外は、概ね、まぁこんなもんかなぁ。妥当っちゃ妥当やと思うで。
でもさ、「該当者なし」の得票数って、「３５.４％」なのよ。これは妥当とは言いたくないぞ。正直な話。だって、その次に高い末包が「１９.３％」やで。「１.８３倍」も高いよ。「該当者なし」の方が。僕に言わせれば、「ええ～、これだけ、『おっ、この選手、活躍目立ってたよな！』って人がおるのに・・・。」って感じやわ。
そこで、僕なりの見解を、一言で言い表すと・・・、
「負けたら『該当者なし』じゃ！」
要するに、こういうことなんちゃうの。試合内容がどうだとか、選手のダレダレがどんな活躍をしただとか、そんなのは、一切お構いなしで。勝つか負けるか。負けたら「該当者なし」に入れる。勝ったら、う～ん、その人が推してる選手に得票を入れるんちゃうの。知らんけど。
まぁなあ・・・、実際なぁ、９月に入ってからは、カープファンは、ヤキモキする試合が続いてるのは、事実やと思うで。うん。そういうのもあるかもな。フラストレーションが溜まるというのか。
確かに、シーズンの中で、勝敗が問われる時期に入って来たタイミングで、勝率がガクッと落ちた感は否めへんよな。それで、少しでも留飲を下げるために、「該当者なし」に得票を入れている人もおるかもしれへん。それでスッとするかどうかは分からんけどなぁ・・・。（僕は無理そう）
あとはあれやな。「ＭＶＰに入れざるを得ない活躍を見せろ！カープナイン！」って、ゲキを入れる意味合いで、「該当者なし」に得票を入れているパターン。これは有り得るかもな。まぁ、「みんなのＭＶＰ」を、カープの選手達がチェックしてるのか、と言われたら、おそらく見てへんやろう、としか言えへんけど・・・。でも、たとえ自己満足であったとしても、って考え方もあるよな。分からんでもないで。気持ちは。
もしくは、対戦成績の悪い中日ドラゴンズに、ホーム球場であるマツダスタジアムで、カード負け越しを食らったっていうのも、あるかもしれんな。順位だけを見れば、下位に沈んでいるチームではあるからな。この時期は、良く「下位球団から取りこぼしするな！」と言われたりもするし。その表現自体は僕は好かんのだけど。でも、その考えを持ってる人からすると、相当、ストレスが溜まる試合になったんかもしれへん。
あとはさ、ストレスでいうとさ、ぶっちゃけさ、大敗で負けた方が、「まぁ今日はしゃあないか・・・。」とかなったりするよな。今日みたいに、「良い試合したけど結果的に１点差負けかぁ・・・。」っていうのが、一番、ストレスが溜まるっていうのか、シンプルに、悔しいよな。その腹いせで、って言ったらアレやけど、惜敗を受けて、勢い余って、「該当者なし」に得票を入れた人も居るかもしれへん。
・・・とまぁ、思ったことを、バーッて書いてみたけど、ただ一つ、確かなことは、「該当者なし」に得票を入れたにせよ、今日の試合で活躍したと感じた選手に得票を入れたにせよ、自分が推してる選手に得票を入れたにせよ、み～んな、カープの勝利を願ってるわけやから。いがみ合うんじゃなくて、手を取り合って、シーズン終了まで、エールを送り続けていこうや。
～やさしいせかいＥＮＤ～
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