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【夢日記】薬師丸ひろ子似の保健の先生にはSキャラがよく似合う

※夢の内容上「学校であった怖い話」の「殺人クラブ」を知らないと、イマイチよく分からない描写が、一部出てきます。あらかじめご了承ください。

高校生の頃の夢。僕は保健委員の係活動の業務を行うため、放課後、保健室に居た(現実世界では一度も体験したことがない。やることが何かと多くて不人気の委員だったと記憶している。「やりたいこと」よりも「やることが少ないこと」を重視して「人気・不人気」が決まる風潮に昔から違和感を覚えながらも、結局自分も「やることが少ないこと」に属している自分を情けなく感じていた。歌手の「いきものがかかり」を見るたびに、やることが何かと多い「飼育委員」を、生き物の世話をすることが好きなクラスメイトが「ハイ!」と挙手する姿を眩しく見ていたことを思い出す。そんな僕自身のモヤモヤを晴らすために、せめてもの罪滅ぼしとして、夢世界で、保健委員としてせっせと働いていたのかもしれない)。たとえ夢の中でも、やはり、保健委員の仕事は大変だった。保健室に置いておくべき応急処置のセットを、なんとか準備室(という名の荷物置き場的な部屋)から移動させる業務を仰せ付かっていたのであるが、そのセットとやらが、どこにあるのかが、分からない。どこの部屋に置いてあるのか、までは聞いていたが、その部屋のどこに何があるのか、までは聞いていなかったのだ。別に聞かなくても分かるだろう、ぐらいの軽い気持ちで居たのだが、甘かった。とにかく物で溢れていて、ゴチャゴチャして良く分からない。それに、あんまり人の出入りが無いからなのか、色んな物が雑然と積み上げられているからなのか、理由は定かではないが、何とも言えぬ不快な空気感が充満していて、とても居心地が悪い。一刻も早くここから出たい。なのに、なかなか見つからない。僕は、処方箋的なものを探していた。飲み薬がこの部屋のどこかに置いているはずなのだが、無い。ありとあらゆる引き出しを開けたのだが、無い。探し方が悪いのだろうか。僕は、もっと念入りに探すために、再び、引き出しを開け始めた。それでもやっぱり見つからない。気分はさながら「学校であった怖い話」に出てくる「殺人クラブ」で、制限時間内で外への脱出を試みるために有用なアイテムを学校内で探している、坂上修一くんのようだ。そんなことを考えていると、なんだか楽しくなってきた。「ランナーズハイ」ならぬ「ルッキングハイ」みたいな感じで、気分が高揚してきた。よし、いいぞ。僕自身、何に対して「いいぞ」と思っているのか、よくわからないが、いいぞ、と思いながら、探し物を、ゲームのように楽しんでいた。自分の一挙手一投足が(あくまでも僕の記憶の範疇ではあるが)「殺人クラブ」のテキストで脳内補完されていく。このゲームは、同じ場所を探索しても、ちょいちょいテキストが変わることがあるので、一回だけで終わらせず、最低でも二回は探しておく必要があるゲームだった。だから僕も二回同じところを探す。そうすることで新たな発見があるかもしれないから。しかし僕は、このやり方の致命的な欠点を見落としていた。それは、メチャクチャ時間が掛かってしまうことだ。「殺人クラブ」内では制限時間が設けられていると前述したが、同じ場所を二回ずつ探索していたら、あっという間に時間切れでゲームオーバーになってしまう。でも、ゲームクリアのためには、避けては通れない。つまり「周回プレイ」が必須のシナリオと言える。そのことを僕は忘れていた。まさに、時が経つのも忘れたように、他の人が見れば狂ったかのように、探し物に没頭していた。「ガラガラッ」。部屋のドアが開く音がして、僕は正気にかえった。そこには保健の先生(いわゆる「御局様」みたいな感じ。若くはない。40代〜50代くらいだろうか。しかし顔は美人さんだった。子どもの頃の僕にとってはストライクゾーンでは無かったが、今の僕(今年で三十路を迎える)にとっては「おばさん」ではなく「お姉さん」と言っても差し支えないと感じる。芸能人でいうと薬師丸ひろ子に若干似ている気がした)が居た。「まだココに居たの?いつまで経ってもやって来ないから、どこほっつき歩いてるのかと思えば・・・。職員室に鍵掛かってなかったから、もしかして、と思って来てみたら、本当に居るとはねぇ」と、汚いものを見るような目つきと、呆れたような口調で、言ってきた。僕はその姿をただただ眺めていた。保健の先生は、スタスタと部屋の中に入って来て、僕が全く手を付けていなかったダンボール箱の中身を開けて、処方箋と思われるものを取り出して「ほら、行くよ。キミも付いて来て」と言って、スタスタと部屋の外へ出て行った。時間にすれば10秒も掛かっていなかったと思われる。僕はその姿をただただ眺めていることしか出来なかった。その後、ハッと我にかえって、保健の先生の後を付いて行った。ただし僕の場合は「スタスタ」と形容するも「ドテドテ」と形容するべき、足取りの重さではあったのだが。

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