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No.26 存在を認める〜私が励まされた言葉〜

先日、セルフペップトークセミナーに参加させていただきました。
そこで、「あなたが勇気づけられたペップトーク」について考えるワークがありました。
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そこで思い出したのはこのエピソードでした。
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僕は高2の12月に右膝前十字靭帯断裂を経験しました。手術をすると5月の引退試合に間に合わないということで、手術をせずにプレーをすることを選択しました。多くの方の支えがあって、コートに立てるようになるまで回復しました。
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しかし、4月の大会でもう一度、同じところを痛めてしまいました。
5月の引退試合には間に合わないと諦めていました。
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そんなとき、GWの合宿の夜、顧問の先生と話す機会がありました。僕は「僕はコートに立たなくていいので、他の人にユニフォームをあげてください。」と伝えました。同じ3年生でユニフォームをもらえていない仲間がいたので、試合に出れない自分じゃなくて、少しでもコートに立てる可能性のある人に渡してほしいという思いもありましたが、「もう無理だ…」と諦めている自分もいました。
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その思いを伝えたときの顧問の先生の答えは
「いや、このチームはあなたがキャプテンとして、ここまで引っ張ってくれたチーム。コートに立てるように最後まで頑張りなさい。たとえ、あなたがユニフォームをもらって、最後にコートに立てなくても、誰も文句を言う人はいないよ。」
でした。
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そこからもう一度、「何とかしてコートに立とう」と思うことができました。
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その言葉の何が嬉しかったのか、振り返ってみると、「このチームにいていいんだ。」と「自分の存在そのもの」を認めてもらえたからではないかなぁと気づくことができました。

「ありのままのあなたでいいんだよ。」
「このチームにいていいんだよ。」
って言葉で言うのは簡単かもしれないけれど、それを心の底から思わなければ相手には伝わらない。

「存在を認める」って意外と難しい。
でも、難しいからこそ、「価値がある」

そんな言葉を自分に、周りの人に伝えられる人でありたいなぁと思えた素敵な時間でした✨

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