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【もうイライラしない!怒らない脳 怒る自分、キレる他人に対処する科学的メソッド】茂木健一郎著 を読んでみて

「この本を読む目的」

起こらない脳にバージョンアップ→人間関係の円滑化を図る


・怒っても何も変わらない。むしろ事態を悪化させる
・怒りとは「不快」な感情
不快…①不安②不満③不調
→それを処理しきれず「怒る」という手段を選ぶ。自己管理能力の無さを露呈している。
・現在や未来をより良くできるのなら怒ってもいい
・怒るのは「若気の至り」

・著者が怒らなくなった理由
①相手にとっていいことがない
②相手が変わらない
③相手の一部分だけを見ている
→ex)時間にルーズな人は親切で優しい

・怒りは本能:危険から身を守るから自尊心や満足感を守るに変わった
・怒るか怒るかは前頭葉次第→前頭葉のコントロールがきかなければ、怒りが脳をハックする→神経細胞の連携が切れ、他の部位の機能ストップ
・怒りは伝染する…ミラーシステム
・男性の怒り:攻撃的、直接的、決着型⇔女性の怒り:調和的、婉曲的、改善型

・マシュマロ実験…子供に「15分後に戻ってくるまで食べなかったらもう一つあげる」→1/3が自制、社会的にも成功
→先を見通す力

・怒りがピークを保つのはせいぜい10秒
→アンガーマネージメントは初動が肝心

とっさの対処法
〜自分の怒りを抑える編〜

tec①計算する
ex)このペースだと1分遅れる。家は3分早く出た、、、
tec②笑顔になる、口角を上げる
tec③体を動かす
ex)背伸び、屈伸、ジャンプ、深呼吸、散歩etc
tec④美味しいものを食べる
・自分のため、周りの人のために相手をクールダウンさせる
tec⑤負け惜しみをする

〜相手の怒りを抑える編〜

tec①先に謝る→すみませんと丁寧に頭を下げる
tec②話をとことん聞く
tec③ゆっくり話す
→相手にわかりやすく話してもらうために、あえてこちらがゆっくり話す
tec④逆質問する
→反省や真剣さが伝わる

※相手が怒っている時、黙ってはいけない❌
→「何を言っても無駄」「自分さえ我慢すれば」馬鹿らしくなるのはわかるがリスクが高い
理由①黙るのは無言の抵抗(挑発になる)
→文句あんのか?なんか言えよとなる
理由②相手の行動を容認していると捉えられる

〜怒りを伝える編〜

tec①その場を立ち去る
→「わかりました」とクールに言い離れる
tec②他人の失敗例を言う
→相手が警戒しなくなった頃を見計らって話す
ex)浮気している夫に対し「そういえば、お隣さん浮気してるらしい」
・誰かが迷惑なことをしたと来ても、怒っていいのはその行動に対してだけ
・「言ったらおしまい」覆水盆に返らず
・怒らない習慣を作る
①あった人全てのいいところを見つける
→「とらわれない」状態にしておく
②キレイな言葉を使う
③早起きする
→日光を浴びてセロトニンを分泌させる
④お祝いする
・やりたくないことはゲームとして捉える
・メタ認知…自分自身を客観的に分析すること
→メタ認知の強化は怒らない脳の強化につながる

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科学的に怒りの正体を解き明かし、怒りのピークはせいぜい10秒であると示す。その時間を乗り切るための具体的なアクションプランが記されている。読んだ日に実践できるテクニックばかりであり読みごたえがあった。

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