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足湯世界旅

新しく加わった新習慣!
足が冷える母に足湯作戦をすることになった。

せっかくならば
この時を楽しみたいな、と思い。

はじめる前に
2人で「設定」をすることにした。

始まりの言葉はこれ。

「ようこそ、リラクゼーションルームへ!」

「VIPのお客さま、お待ちしておりました」と呼びかける。

すると母も、

「わたしも、楽しみにしてました!」と
ごっこ遊びに付き合ってくれる。

足湯用のバケツに入浴剤をパラパラと入れる。

すると、ぷくぷくと炭酸が溢れ始め
白濁の湯に変わる。

そこで、本日の足湯、
その「温泉の地」を母に決めてもらう。

母が温泉地の名前を言うと
あたかもその温泉地にいるように互いに振る舞う。

母はいろんなパターンの温泉地のアイデアを持っていた。

別府温泉
草津温泉
熱海温泉
箱根温泉
登別温泉

「お客さま、こちらの源泉は地下1300メートルからくみあげたものです」

「太古の地球のエネルギーがたくさんあるミネラルいっぱいの温泉ですよ」

「からだの隅々まで、ぽかぽかして
エネルギーが活性化していきます」

「お客さまは、草津(設定した場所)は
はじめてですか?
草津良いとこ、一度はおいで〜♪の場所ですよ」

みたいな感じで話が弾む。

たまに、海外バージョンも母からでてきて

ローマやフランスの温泉地にも早変わりする。

足湯で世界旅行!

お湯に触れるとなぜかほっとする。
母と私にとっていつもにはないスキンシップ、深い癒しの時間になっている。

ローマではテルマエロマエ温泉に

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