二重スリットで人生観が180°変わった

神はいるのか。という問いには、あなたの「神」の定義って何ですか、と返します。創造主、と定義するのだとしたら、私はまだそれを確信していません。人智を超えた力をもつもの、と定義するのだとしたら、いる(ある)と確信しています。

悪いことしてもお天道様が見てるよ、とか、神様はみんな知ってるよ、とか、言われても、そうなのかなぁという感じで小さい頃は半信半疑でした。そう信じたい気持ちはあったけれど、証拠がないよね。歳を重ね、世の中隠れてなされる「悪い」ことがいかに溢れているかを知るにつけ、見てるならどうして放っておくのか、知ってるならどうしてバチが当たらないのか、という思いが更に膨らみました。バレなければ少々悪いことしても大丈夫、良いことするならちゃんと人に見えるところで評価してもらえるようにやらないと損だ、というマインドになっていたと思います。

あるきっかけで量子力学って何だろうと調べる機会を2016年の頭頃に得ました。量子力学という言葉は聞いた事があったのですが、数学苦手な文系人間にはわかりようがなさそうな難しそうな学問、というイメージがあって、それまでは調べようとしてなかったのです。その時は調べようという気持ちに不思議となり、二重スリット実験の動画を観たんですよね。

自分でもびっくりしたのですが、号泣。涙が止まりませんでした。「証拠」があった、と思ったんです。この世に実在するものを構成する最小単位である素粒子には意思がある、全てのものが自分を見ているし、自分が何を考えているか分かっている、と感じたんです。観測されると自己の状態を変える、みたいに言ったりするらしいですが、観測されてるって分かるから自分の状態を波から粒子に変えるのだと思うのですよね。ど素人の感覚なので、専門家からは笑われる解釈なのかもしれないですが、私はそう確信してしまいました。

証拠が与えられてから、人生観が180°変わりました。自分に嘘をつくことをやめるようになりました。人に対してマイナスの感情を持つことがためらわれるようになりました。隠れて悪いことをしてる人を見ても憤りを感じる度合いが減りました。私が判断することじゃないから。みんな分かられてるんだから。

量子力学にハマっていきました。


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