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無心で手を動かすことがもたらす効果



夏休みの工作

すでに世間は夏休み。僕が子供の頃には、夏休みの宿題で自由研究などといえば、工作があたりまえにありました。
夏休みでなくとも、小学生ぐらいまでは、図工や美術の時間があったりしますが、大人になると、なかなかそういった創造的な時間を取るのが難しいという方がほとんどでしょう。

僕は護符などを制作していますが、基本的に不器用な人間なので、デジタルでデザインして、レーザーカッターや3Dプリンタ、各種出力サービスなどを活用しているわけですが、だからこそ、気付いたことがあります。

それが、「無心で手を動かすことが心身に良い影響を与える」ということ。

木を削る快感

パロサントという木があります。聖なる木と呼ばれ、独特の甘い香りを放つだけでなく、その芳香と煙はネガティブなエネルギーを取り除くとして、古来から南米では珍重されてきました。

そんなパロサントですが、基本的に伐採が禁止されているために、倒木をわざわざ手斧で割ったものが流通しており、色々な護符で使っている石についての状況を考えると、環境的負荷的にいいものを使ってみたいということもあり、材料として採用してみました。

手斧でわっているので、綺麗な形になっていないということもあり、それだけにその形から受けたインスピレーションや、雰囲気を元にクラフトナイフだけで削るという、原始的な方式を採用したのですが、これが非常に楽しかったのです。

削っていくことで、形が変わっていくという目に見える形でわかる創造の快感というのもあるのですが、無心で手を動かすというのは、私たちにとって必要なことなのかもしれません。

無心で手を動かすことの効果

木工ではありませんが、編み物が瞑想的な効果をもたらすというのは、欧米では研究されており「ニットセラピー」などといわれています。

複雑な木工ではなく、パロサントを削っていくというと、単純な動作の繰り返しですし、さらにヤスリ掛けとなると、まさに無心の領域になっていきますので編み目を繰り返して編んでいく、編み物とさほどかわらないといってもいいでしょう。

こうした手を動かすことでもたらされる効果は、ストレス解消、リラクゼーション、脳の活性化、集中力アップなどがあるとされ、ぼけ防止にもなるといわれています。

自分で、実際に無心で削ってみるまでは、あまりこういったことは知らなかったのですが、実際にやってみると、本当に瞑想的な状態になって非常に気持ちが良いので、こういった効果があるのは当然と言えるでしょう。

瞑想状態がどんな感じかというのは、さすがに商売柄ある程度はわかっていますし、経験もあるので、瞑想しよう! と思って瞑想するよりも、はるかに簡単に瞑想状態になれる方法だと思っています。

せっかくだから、体験して欲しい

去年から今年前半にかけて、「術具師養成講座」を全9回で開催しました。
こちらは、龍音堂が作っているような術具の作り方をお伝えするものなのですが、どちらかというと理論や情報をお伝えすることがメインとなって、実際に手を動かして作って貰うのが、宿題になってしまったのが、自分の中で心残りでした。

講座で何度も「手を動かして、実際に物を作ることの大切さ」はお伝えしたのですが、それをもっと分かりやすく体験して貰えば良かったと、木を削ることで思い当たったわけです。

そして、そういった体験ならば、術具師養成講座のようながっつりしたものでなくとも、ちょっと変わった道具や御守りを作ってみたいという方でも、気軽に参加できるのではないかと思って、新しい講座の開催を決定しました。

浄木導制作講座をやろう!

浄木導とは、パロサントを使って作っている龍音堂の製品です。
おかげさまで、すぐに売り切れになり、人気のある製品となってくれています。

こちらは、龍音堂の製品らしく、レーザーでの刻印などを入れたり、天然石を埋め込んだりしているのですが、自分の手で削って、瞑想状態で形を作ることで、自然と制作者のエネルギーが入るということは実感できています。

ですので、簡単なエネルギーチャージ法をお伝えするだけで、自分で好きな形に削って、ヤスリで整えてという作業をするだけで、充分にオリジナルの「自分だけの浄木導」が作れるというわけです。

パロサントは削っているだけでも、その香りが漂って、それも瞑想状態をもたらしてくれますし、他の材料に比べるとそもそも浄化済という便利なものですので、これを使うことで、まったく術に触れたことがない人でも、楽しんで瞑想状態になり、術具が作れるわけです。

良い香りの中で瞑想状態になって、自分オリジナルの護符にもなる製品をつくるという、この講座に興味を持たれた方は、下記をチェックしてみてください。

聖なる木を無心で削って
あなただけの浄木導を作ろう!
浄木導制作講座

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