龍音堂が提供する利他の形
以前に、利他行について書きました。
まだ、読んでいないという方は下記をご覧下さい。
https://note.com/ryuondou/n/nc3bd219ad76c
この時に、護符などはそもそも、それを持った人を護っているのだから、人のためになっている=利他であるという言葉をいただきました。
確かにそれはそうだと思います。
しかし、龍音堂が提供している護符というのは、他にはないものだと自負はしていますが、「ユニバーサルデザイン」のように、より多くの人が、同じように活用できるように作っているのために、個々人に特化したものではありません。
本来ならば、持ち主と護符をしっかりと結びつけた上で活用していただくことがベストであり、だからこそ、龍音堂のオーダーメイド護符は、単に護符を作るだけでなく、持ち主と護符を結びつける魂結までがセットになっています。
これぐらいの護符を提供できれば、自信をもって利他行している!といえるのですが、時間も手間もかかるので、高価になってしまいますし、多くの方に提供するのが難しいという面もあります。
以前の記事では、状況にあわせた護符を毎月提供することで、通常の護符より特化し、強い護符とすることを目指していましたが、あれから、色々と考え、試作品を作ったりするうちに、龍音堂らしい利他行の形が完成しましたので紹介したいと思います。
他者のために祈るのは難しい
以前の記事でも書いたように、僕は宗教者ではないので他者の為に祈ることはできません。
龍音堂の護符は、誰もが使えるようになっていますが、それは普遍的な数や形といったものの力によって、想念のエネルギーの方向性をプログラムしているからであって、「誰かを護る」という意図ではなく、「人間に影響を与えるネガティブなエネルギーから護る」という意図が強いものになっています。
宗教者であれば、神への信仰や教えを通して、国家や民族といったもの全体へ祈りを波及させることもできますが、どうしても龍音堂のシステムではそれが難しいわけです。
では、どうしたらいいのか?
いくつかの要素を組み合わせることによって、不特定多数ではなく、ある程度、個々人にあわせ、なおかつ、最終的には守護だけでなく、幸運までもたらす道筋をみつけられたのではないかと思っています。
縁を構築する
宗教で氏子や檀家、信徒などといったシステムがあるのは、決して囲い込みやお金儲けのためではなく(一部カルト宗教では、そこを逆手にとって金儲けシステムにしていますが、、、)、お祭りや儀式を通して、そのコミュニティ内での縁を構築していくという意味合いがあると思っています。
こういった縁が構築されるからこそ、龍音堂的な観点でいえば、神仏からのご利益、すなわちエネルギーが十全に受け取れるようになり、大難は小難になり、幸せへと導いて貰えるわけです。
ですので、利他の術を行使するための第一歩として、1回だけの製品のやりとりではなく、数ヶ月間にわたるお付き合いができるようなシステムを作ります。
サブスクリプションという言い方をしてしまうと、現代っぽいですが、毎月の支払の対価として護符を制作するという、やりとりで縁が強くなっていくわけです。
このように書くと、結局お金か、となるかもしれませんが、お金という存在は電子マネーが広く使われるようになっても、大元の概念はかわらず、対価という意味では非常に強いものです。
労働の対価として、お金が支給されているうちは、お金というものを対価として契約していくのは、縁を構築するための、もっとも強い術のひとつといえるでしょう。
ただ、これは大金を払ったから縁が強くなるというわけではなく、同じ契約の繰り返しによって、縁が強くなっていくので、一気に大金ではなく、何ヶ月にもわけて支払い、対価を受け取るというやりとりが重要になっていきます。
そういった意味で、龍音堂初となるサブスクリプション方式を採用してみました。
五感を総動員して術を行使する
龍音堂と購入された方の間での縁が構築されることで、通常の護符よりも特定個人にあわせたものにはなりますが、やはり、直接の魂結に比べると力が弱くなってしまうことは事実です。
この問題を解決するために、魂結を龍音堂がそこにいなくても出来るような方法も考えていました。
当初はオンラインということも考えていたのですが、どうしても時間が指定されてしまうので、参加出来ない人も出てしまいます。
また、エネルギー的なものなので、僕としては遠隔で複数に行使するのは難しいということもありました。
そこで考えたのが、五感を使った方法です。
術を行使すると特別なことをイメージする方も多いかも知れませんが、「身口意」という言葉があるように、身体と言葉とイメージが融合したときに術は発動します。
このあたりは、流派によって、色々と口伝もあり、当然ながら、本格的にやるためには、長い修行が必要になるのですが、特定の術ならば誘導することも可能だと僕は思っています。
ただし、訓練をつんだ術者がやるわけではないので、五感をフル活用し、さらにブーストしてあげる必要があります。具体的には次のようになります。
・視覚
私たちがもっとも普段利用している感覚です。
龍音堂が構築したシジルを見つめることで、潜在意識を通して術が発動するようになります。
・嗅覚
最も古い感覚で、本能に根ざしている嗅覚を、お香の香りによって刺激します。単なる香りではなく、龍音堂が魂入しているお香の香りなので、本能の部分を刺激して術を発動させてくれます。
・触覚
触れている感覚、いわゆる皮膚感覚は、普段あまりにも普通に使っているので忘れがちですが、潜在意識や本能で受け取った情報をアウトプットする部分でもあります。護符を触る感覚を通して、エネルギーを繋ぎ魂結へと導いてくれます。
・聴覚
視覚や嗅覚で潜在意識や本能が受け取った情報を、より具体的に導いて術として発動させるために、声によって誘導していきます。
・第六感
通常、五感というと味覚がはいるのですが、術の構築に使うのはちょっと難しいので、聴覚を通してイメージを想起してもらう部分、ある意味第六感ともいえるイメージを使うことで、4つの感覚で受け取ったものを統合し、術を完成させます。
術者はこういったものを、自分の内面でまとめて再現して構築していくわけですが、色々な道具の助けを借りることで、護符との魂結を実現させることができます。
さらに、嗅覚で使っているお香の灰を護符に入れることで、同種共鳴の原理も活用してブーストしていきます。
こちらは、共感呪術などともいわれており、いわゆる似たもの同士は共鳴するという理論が元になっています。非常にシンプルかつ古くからある技法ですが、それだけにパワフルな力を持っていますので、それを利用することで、より魂結をしやすくするためのブーストになるのです。
シンボルを構築していく
毎月、状況に合った護符を送り、魂結して貰うだけでも充分なのですが、上記のようなシステムを構築した時に、せっかくなので、龍音堂の製品ではなかなか実現できない、ご利益を達成することも目指したくなりました。
ご利益、いわゆる運気に関する製品は、龍音堂では扱っていません。
僕の信念体系の都合上、神仏などに頼れないということが大きな理由です。
人の人生を変容させるというのは、大きな力がいるために無理にやると、色々な弊害があります。ですので、開運、運気爆上げ!といったようなことは、そもそも無理ですが、身を守るだけでなく、人生を良い方向に向けるためのものならば、今回のシステムを活用すれば、作れるのではないかと思ったのです。
ただ、龍音堂の理論だけだと、どうしても力が不足してしまいます。
そこで、今回、護符との魂結をする上で、特定のシンボルを活性化してもらうことによって、僕だけでなく、術を使った多くの人の想念によって、シンボルを構築して使えるようにすることを思いつきました。
西洋魔術には、死せる神を蘇らせるという儀式があります。
こちらは、すでに信仰されていない神格の情報を集め、一定のシンボルを元にアストラル界で構築しなおすというもの。
アストラル界というのは、要するに精神のエネルギーと繋がった領域であり、想念の世界、集合的無意識の領域など、色々と言い方があります。ある意味、夢の世界もその一部分といえるでしょう。
この領域で構築されたものは、現世にも影響を与えます。レイキのシンボルなどは、非常にわかりやすいものですし、レベルは低いですが、レイキをぱくったもので、一時期はやった簡易伝授であるアチューメントも、理論的には近いものがあります。
つまり、護符に魂結するときに、人生を良い方向に向けるためのシンボルにエネルギーを向けることができれば、それは自然と目には見えない領域で構築されていくわけです。
これを僕一人でやるのは大変ですが、毎月、複数の人が護符に魂結をしてくれれば、そのシンボルの力は強くなり、最終的には運気を動かすことまで目指すことも可能です。
自分のためが他者のためになる
お金を払って護符を手に入れるわけですから、当然自分が護られるというのは当然ですが、それだけでなく、魂結を行うことによって護符のシンボルが強化されていく、そうすれば護符だけを持っている人にも影響は与えます。
さらに、この過程を何ヶ月も繰り返すことで、自分だけでなく、同じ術を行使している人たちにも影響は伝播していきます。
元々、龍音堂としての利他行を考えていたのですが、システムが構築されてみると、参加された方にとっても、自分だけでなく、他者のためになるという形が構築できたと思っています。
もちろん、シンボルの力が強くなるには時間がかかるでしょう。
ただし、多くの方が参加してくれれば、その時間も短縮できますし、力はより、強くなります。
そんな新しい形の利他行に参加したいと思う方は、下記をチェックしてみてください。
https://ryuondou.official.ec/items/87156827
一緒に新しい形の利他行を行い、より新しい形のシンボルや護符を生み出すことを楽しみにしています。
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